ドナドナ (ページ28)

今日:2 hit、昨日:35 hit、合計:5,549 hit

続き２ページ28

次の日の朝、絶望(それ)は突然訪れた。
人間「おい、動物ども。今からてめえらから何匹かはには移動してもらうぜ。」
そういうと、リノとロックス、そして俺を縄で首を縛り始めた。勿論、抵抗しようとしたが、リーダー格のような人間はあの銃を持っている。死にたくない。恐怖から抵抗する気を奪われた。そのまま、箱から出された。ついた場所は、円形上の広場だった。周りにはたくさんの人間がいた。
人間「お前達！盛り上がってるかーぁぁぁ？」
周りの人間「おおおおおお！！」
人間「これから始まるのは、動物達による激しい闘いだ！これは見逃したら損だぜ！」
周りの人間「おおおおお！！」
人間「重要なことを言い忘れたな。いいか？」
人間「おれら「人間」も動物だ。」
周りの人間「うおおおおおお！！！！！」
俺達は何が始まるのかはわからなかったが、悪いことだということはわかっていた。そのまま俺達は、バラバラの位置に連れていかれた。
人間「さあいくぞ！人間様の残虐かつ最高なショーの始まりだ！！」
人間がそう叫んだのと同時に、後ろから鞭で叩かれた。痛みに驚き、思わず走り出してしまった。前方からリノも突っ込んできた。俺達は、回避できず正面衝突してしまった。何すればいいのか、何をされているのかわからずそのまま立ったままでいた時である。轟音がした。あの、トラウマの音が。
バーン!!!!!
リノ「うぁぁぁぁぁぁ！」
リノが恐怖のあまり暴れだした。何度も、何度も体当りしてくる。それは、強烈だった。
ロックス「落ち着け！大丈夫だ。銃は当たっていないぞ！」
リノは止まる気配がしない。そのまま俺達は、反撃しないでいた。だが、何が背中に当たった。石である。人間が投げつけてきたのだ。

続く