ドナドナ

要約 ページ41

ガイウスが英雄と戦った理由についての話
【回想】
ガイウスが幼い頃、ロックスという兄貴分のような雄牛と暮らしていたが、人間に銃で攻撃され街へ連れていかれた。そこで、同じく捕えられた、サイのリノ、チーターのゲパルト、そして、何年間もここにいる狼のヴォルと出会う。5匹は脱走を試みるも、その前日に仲間同士で戦わされるショーをやらされる。ヴォルに人間の本性が動物を残虐に殺すことだと教わり、余計に脱走を強く要望。何年も前から計画していたヴォルと共に脱走。しかし、仲間のゲパルトとリノが途中で殺された。悲しみに明け暮れながらもロックスとガイウスが群れを探しに帰った。しかし帰って見つけたものは、仲間の群れの死体だった。2匹は復讐を心に決める。同じ境遇を乗り越えてきたヴォルとヴォルの住む森の仲間と共に人間の街を復讐しに行く。そこで、自分たちを捕らえていた人間を殺すもロックスが殺された。人間にひどい復讐心を抱いたまま撤退。それからしばらくはヴォルの住む森でそこに住んでいた雌牛と共に生活。だが、人間に復讐するために独自で色々なことを詮索していた。そして、人間を利用するために自分のいた動物ショーに戻るという手を選択。そして、森を駆け出した。その後、雌牛とロックスの間に子供(後の英雄)がいることを知った。
【回想終わり】
自分の思いすら超えてしまった英雄に自由に生きることを願った。

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