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一連の件せいで、周りの受験者から奇異な視線を向けられていることに内心「ちょっとやり過ぎた」と少し反省。
当然いえども視線の嵐を浴びるのはいささか居心地が悪いもの。
(目立ち過ぎね……自業自得だけど)
ふう、と一つため息を吐き、この場から離れようとすると、子供特有の少し高い声で名前を呼ばれた。
「……A？」
声がした発信源の方を振り向けば、そこに居たのはふわふわとした銀色のくせっ毛な髪型の見覚えがある男の子。
片手でスケボーを持ちながらポケットに手を突っ込み、こちらを猫を連想されるようなまるまるとした青い目で見上げている。
(銀髪に猫みたいな目。この子……もしかして)
『────キルア？』
「やっぱりAじゃん！ひっさしぶりだな！」
『ええ、本当に久しぶりね……』
ゆったりとした足取りであたしに近づいてくるキルアは昔と変わらない笑みを浮かべていた。
よりにもよってこんな場所で再開するなんて、案外世間は狭いものね。
「あそこで別れた以来だもんなー」
『もう、6年前かしらね』
「オレが6歳の時だしな。にしてもマジ偶然だよなー！まさかAがハンター目指すなんてさ」
『そっちこそ。あたしとしては、キルアがいることが不思議でしかたないけど？……ハンターとか興味無さそうだったじゃない？』
「んー、まあね。別に今もそんな興味ないんだけどさ、噂のハンター試験がどんなものか……暇つぶしがてら受けに来ただけ」
『そんなこと言って、変わってないわね。相変わらず、猫みたいな性格』
「なんだよそれ！あ、そういやさっきのおじさんのやつさ────」
パッと顔を輝かせ嬉しそうな顔をしながら昔と変わらず話し出すキルアは、背が伸びて細いけれどちゃんと男の子として成長していた。
(もう6年も経ってるもの、成長して当然よね。まあ、根本的なものは変わってないけど)
偶然にも懐かしい出会いに、ひっそりと感謝した。
〆
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RT - とても面白かったです！更新頑張ってください！ (2018年7月30日 14時) (
レス) id: da0e7ea281 (このIDを非表示/違反報告)
氣屡我(プロフ) - 次の更新がとても楽しみです！これからも頑張ってください！ (2018年6月5日 10時) (レス) id: b312e3c65c (このIDを非表示/違反報告)
byohi60(プロフ) - 主人公ちゃんの雰囲気がすごい好きです。頑張ってください。 (2018年6月4日 19時) (レス) id: d50e1836e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - とっても面白いです！楽しみに更新待ってます！頑張ってください！ (2018年6月3日 23時) (レス) id: 786a7761a4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 紅葉さん» 多分設定の時にイラストを貼っていたのでイラストのキーワードが出てるんだと思います！ (2018年6月3日 23時) (レス) id: 786a7761a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EMMA | 作成日時：2018年5月31日 16時
