【文スト】芥川の同期【呪術廻戦】

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私服に着替えて夜を待たずに取りあえずと街を散策してみる。


調査のこともあるし、何よりパーティに出席するとなるとドレスは必要となる。近くのレンタルできる店も探しておきたい。


まずは、事件が起こった現場を訪れる。


1件目。まずは歌舞伎町近くの裏路地。黄色い侵入禁止のテープを跨いで進む。


どうやら警察は捜索を断念したようで、そういった人物は見当たらない。


一旦辺りを見回す。


まだ明るい時間帯だと言うのに陽の光は差していない。当然だが人通りは少なく、雰囲気も最悪。


普通は立ち入るのに抵抗があるだろう。


だがここは常にそういう類のものが起きるという噂が絶たず、巷では有名な心霊スポットだった。


そして被害者一行もその噂につられたうちの一人で、酒に酔った勢いでここに肝試しとして、訪れたのだとか。


『一行は全員死亡…。そして、やはり異能力の痕跡は…なし。怨恨の可能性も…極めて低いと。何より凶器の説明の仕様がない。』


成程。確かにこれは不可解だ。


それに先程からここは何か違和感を感じる。


『困りましたね…幽霊やそういった類は信じていなかったのですが…。』


これじゃあまるで、この場が本当に呪われているみたいではないか。

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