屋上で出会った緑くん。 (ページ12)

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10話ページ12

A視点

その日を境に、私への陰湿な嫌がらせが増えた。

物がなくなったり、上靴に画鋲が入れられてたりと様々。

『はぁ、またかよ…。』

この日は消しゴムがなくなっていた。
まぁいっか。あの消しゴム消しづらかったし、予備もあるから。

『いつまで、続くのかな…。』

やっぱりこういうのは結構腹立つ。

犯人はもうはっきりしている。

花園さんだ。

多分ぶーすとくんと仲の良い私が気に食わないのだろう。

まぁ、あの人のことだし、すぐに飽きるでしょ。

ぶ「あ！Aさん！」

『お、ぶーすとくん。どしたの？』

ぶ「大丈夫？なんか怪訝な顔してたけど。」

『うん。ちょっと考え事してただけ。』

ぶーすとくんって人のことよく見てるな。

ぶ「それならいいけど。僕ね、Aさんに渡したいものがあるんだ。」

『ん？なになに？』

ぶ「Aさんの誕生日って7月28日でしょ？これあげる！」

『覚えててくれたんだ…！ありがとう！これ何？』

ぶ「リストバンドだよ！」

『私が欲しかったやつだ！ありがとう！大切に使うね！』

ぶ「ふふっ良かった。元気になって。」

『え？』

今なんて？

ぶ「Aさん最近元気なかったからさ。疲れてるのかなぁって思ってね。」

どこまで優しいんだこの人は。

『ぶーすとくん、本当にありがとね。』

ぶ「どーいたしまして！」

そう言ってぶーすとくんは戻って行った。

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どうもー獅穏@しおんです。

夢主さんの誕生日って7月28日ですよね？
それには理由がありまして…

うちの習い事の友達に、

友「誕生日っていつ？」

って聞かれたんですよ。

獅「4月28日だよ。」

って答えたらその友達が聞き間違えて7月28日だと思ってたんですよ。

なので7月28日はうちの思い出の日でもありますwww