山田家にはもう1人女の子がいたようです！ (ページ10)

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『うちは、大丈夫やからさ。なんかあったら連絡するし。』
左「なんかがあるわけねぇだろ」
『とにかく、いち兄の知り合いやろ？』
一「でも、」
左「一郎くんよぉ。あんまり妹かまいすぎると嫌われるぜ」
一「はっ！経験者は語る、か？」
左「あ？」

こっちもちょっと喋れば喧嘩する。
でも、さぶちゃんとじろ兄の喧嘩と違うところは、空気が殺伐とし過ぎてる。
まじで、死人でそうな雰囲気やん。
笑うしかないかも

『さぶちゃんもじろ兄も待ってるで？帰ったらすぐ連絡するし、だからはよ帰りー』
一「おいA！押すなって。」
『ばいばーい』

いち兄めっちゃ振り返りながら帰ってる。
なんか可愛いかも。

左「おい行くぞ！」
『はーい。左馬刻様って妹いるんですね。』
左「ああ」
『左馬刻様の妹だったら可愛いだろうな〜』
左「ああ」
『左馬刻様の妹さんってー』
左「お前、なんで俺の事様付けで呼んでんだ？」
『だって、いち兄に様つけろって言ってたやん！』
左「それはそうだけどよ！チッもういいわ」

変なやつやな〜
てか妹絶対かわいいやん
見んくても遺伝子がちゃうってわかるもん
うちなんか比べもんにならんくらい可愛ええんやろな〜
ええな〜。

？「左馬刻？」
左「あ？ああ銃兎か。」

えーなんかイケメン増えたんやけど。
うわぁーなんか顔面ええ人って顔面ええ人と友達よな。
類友かな？

銃「隣の女性は？」
『うち、山田Aって言います。』
銃「ご丁寧にどうも。私は、入間銃兎と申します。」
『よろしくお願いします。』
左「こいつを、ホテルまで連れていくんだよ。」
銃「は？これから、理鶯のとこに集まるって言ってただろ？間に合わねーぞ。」
左「理鶯には、遅れるって言っといてくれ。」
銃「お前、俺だけにあの料理食わせるつもりじゃねーだろうな？理鶯が落ち込むだろーが！」

このあとこの人用事あったんかい！
それやったらいち兄にそのまま案内してもらってたら良かった。
この人急に連れてってやるって言ってたけど喋りもせんし、面倒くさそうにしてるし、なんで立候補したんか分からんかったけど、この後の予定が難しかったんちゃん？
逃げる口実にうちつこてるんちゃん？
もういいって言いたいけどここでおらんくなられたら困るしなぁ〜。