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『なぁいち兄』
一「どうした？」
『このホテルまで連れてってくれん？』
三「はぁ〜？そんなの自分で行きなよ！」
二「そうだぞ！兄ちゃんの手をわずらわすなよ！」
三「はっ低能でもそんな難しい言葉使えたんだな」
二「今それはカンケーねーだろ！」
一「お前達！仲良くしろって言ってんだろ！」
この人らちょっと喋ったら喧嘩するやん。
喧嘩するほど仲がいいって言うし、ええ事なんかな？
『うち地図読めんし、方向音痴やから迷子なってまう。』
一「そういう事なら良いぞ。」
三「一兄大丈夫何ですか？」
一「ああ。いくら横浜でも、あいつに出会う確率は低いだろうからな。それに、困ってる妹を放っておけないだろ？」
何この人？いい人過ぎん？
出会って間もないようわからん輩を、もう妹って言ってくれてるやん！
一生ついていきますアニキ！
でも、なんか横浜に行きたく無さそうやな？
何か迷惑なってんちゃん？
『いち兄？もしかして、うち迷惑かけてる？』
一「ｿﾃﾞｸｲ、ｳﾜﾒﾂﾞｶｲ」
二「おいA！兄ちゃんの事ゆーわくしてんじゃね〜よ」
『してへんし！』
一「迷惑なんかじゃねーよ。」
『でもなんか、行きたくなさそうやったし、、、』
一「大丈夫だ！」
ほんまかな？
本人が言うてるしええんか？
うち1回聞いたからええ事にしよ。
よし、いち兄は行きたくない理由にあたったら自己責任で。
『ほんまにありがとう！』
一「妹の頼みだからな！三郎今日、ご飯作る番じゃなかったか？」
三「そうですけど。」
一「じゃあお前は、先帰って、ご飯の用意しててくれ。」
三「え？」
二「ざまぁみろ。」
一「二郎？もう少しで、中間だろ？お前も帰って、勉強しなきゃなぁ？今回赤点だと、ヤバいんだろ？」
二「うっ。わかったよ兄ちゃん」
一「三郎も、お願いな？」
三「わかりました一兄」
じろ兄とさぶちゃんは、いち兄の言うことやったら聞くんや。
いち兄とおったら可愛いな！
口が裂けても言ったらあかんことやろうけど。
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作者名：Chizuru | 作成日時：2022年6月18日 22時
