山田家にはもう1人女の子がいたようです！ (ページ7)

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零side

一年くらい前から、娘が大阪から出ようと企んでいる。
出るというよりも、出かけると言った方が適切なのだが。
可愛い娘がやりたい事は、全てやらせてあげたいが、1人で遠出は、まだ早いと思う。

俺がいない間に、出ていくとは思わなかった。
育て方を間違えたかねぇ〜

だが幸いにもまだGPSの存在には気付いていない。
そういう所が、遠出をさせてくないポイントでもあるのだが、
ちなみに第1ポイントは、自分が可愛いという事に気づいていない事だ。

マスターマインドがきいて呆れる。
娘ひとり思い通りに出来ない。
まぁ子育てってのは、そんなもんか。

兄弟の元に向かったのなら心配はないか。
しばらく、好きなようにさせておくか。

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喧嘩をいち兄が、おさめて池袋を案内してもらう事に、なった。

一「そういえば今日池袋に泊まるのか？」
『そうやけど？』
一「どこに泊まるんだ？」
『えっとちょっと待ってな。確認するから』

えーっとどこやったっけ？
ってええっ？
ここは、池袋やのに間違えて横浜のホテル取ってもーてないこれ？

一「どうしたんだ？」
『いや〜間違えて横浜のホテルとってた。』
一「は？」
二「お前実は、馬鹿なのか？」
三「低能に言われるなんてA本当に馬鹿なんじゃないのか？」

すごい言われようやねんけど。
ちょっと間違えただけやん。
てか、さぶちゃんうちの事もう呼び捨てやん。
ええけどさ。

一「なんでよりにもよって、横浜で間違うんだよ。」
『いち兄？ごめんなさい』
一「謝ることはねーよ。間違いは誰でもある事だしな！」
『ありがと！いち兄！』
一「ぐっ」
二「兄ちゃん！」
三「一兄！大丈夫ですか？」

えっ？
これは、どっち？
なんか尊いって聞こえたからまた喜んでんの？
喜んでくれるのは嬉しいけど、喜び方が変じゃない？
東京の人は、みんなこういう喜び方なんかな？

取り敢えず、ここまでいち兄たちに連れてって貰えるように頼まな。