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キーンコーン カーンコーン
全ての授業を終えるチャイムが鳴り、担任が
教室に入ってきた。
「そろそろ文化祭の時期になるから、それぞれで
何をしたいか考えておくように。解散！」
伝達事項を伝え終わると、クラスのみんなが
ゾロゾロと席から立ち上がり、帰宅する者や
部活に行く者に分かれた。
目黒「んじゃ。彼女を迎えに行ってくるわ」
渡辺「また明日ー」
翔太くんと別れて、俺は隣のクラスに足を運んだ。
Aのクラスもホームルームが終わっているようで
教室に残っているのは数人だけだった。
教室のドアの近くに立ってAを見ていると、
俺の視線に気づいたのか、バックを持って
歩いてきた。
『ごめん、待った？』
目黒「ううん。今終わったとこ」
その後、特に会話を進展させることもなく
いつもの流れで靴箱に向かった。
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作者名：こころ | 作成日時：2020年9月5日 0時
