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付き合い始めて2週間が経った。
クラスが違うし、昼休みに会いに行くのは恥ずかしい
からと彼女に断られていた。
だから、下校は一緒にするようにしている。
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目黒「Aー。帰ろうか」
『うん』
放課後になると、Aのクラスに迎えにいく。
俺が来たことに気づくと、読んでいたであろう本を
バックになおして席から立った。
『お待たせ…』
目黒「今日は帰りにどこか寄る？」
デートらしきことをしたことがない俺たち。
彼女と少しでも長くいたい気持ちがあるから
提案した。
すると、しばらく考える様子を見せて。
『…ごめんね。今日は早く帰るように言ってるの』
と言われてしまった。
目黒「そっか。それならしょうがないな」
俺がそう言うと、小さな声で ごめん と呟いた。
目黒「気にすんなって！今度時間ある時でいいから」
そんな会話をして、靴箱に向かった。
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作者名：こころ | 作成日時：2020年9月5日 0時
