マーガレット .【WN】

# 幸せでありますように ページ30

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DN「最近、更に綺麗になったと思いませんか？」

MG「誰のこと？」

DN「ヌナですよ」


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休憩中に隣にいたディノがそう話してきた。


ディノの視線の先には、ジュニヒョンと話しているヌナの姿。


髪も切って、色も染めたヌナは今までと違った雰囲気になった。髪型が変わった日。俺を含めて、メンバー全員が息を呑んだと思う。


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SG「何の話？」

DN「ヌナが更に綺麗になりましたよねって話」


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スングァンが気になったのか。俺たちの会話に入ってきた。


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SG「やっぱりそうだよね…！」

DN「ヒョンもそう思いますよね！」

SG「昨日TXTの子たちと会ったんだけど、ヌナもっと綺麗になりましたよねって言ってたもん」

DN「髪切ってから、今の方がヌナらしくて好きですけどね」

SG「確かに！」


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ヌナが言っていた。髪を伸ばしていたのは大人な女性になってウォヌヒョンに振り向いてほしいからって。


でも、その時のヌナを思い出すと自分を押し殺しているように思えた。


俺から見ても今のヌナが1番輝いているし、少しづつ笑顔を見せてくれるヌナを見て安心した。


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でも、ウォヌヒョンに気持ちをぶつけてから2人の関係性はやっぱり変わった。2人の間に今までにない空気感が漂っていて、前までは話していた当たり前の光景が少なくなった。


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MG「ヌナ大丈夫？」


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ジュニヒョンと話し終えたヌナの横に座る。


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『うん。ありがとうミンギュ』


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でも、俺は分かっているよヌナ。今のギクシャクした関係性になっても、ヌナはウォヌヒョンのことが好きだって。やっぱり俺もそんなすぐには諦めきれない訳で。ヌナのことを見ていると、ヌナの視線の先にはヒョンがいる。


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(ヌナが幸せになれますように)


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好きな人の幸せを祈りながら俺は今日も支えるよ。

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