マーガレット .【WN】

# 残酷な報告 ページ2

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WN「お付き合いを始めた人がいるんだ」


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目の前にいるウォヌから発された言葉に、驚きを隠せないのと同時に、鈍器で頭を殴られたような衝撃が走った。


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練習終わりに彼から呼び出された私たち。静かな練習室に少しだけ沈黙の時間が流れた。

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チラッと横にいるホシ、ジュン、ウジの3人を見ると、同じように驚いた表情をしている。



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HS「わーまじか！驚いたけど、おめでとう！」

WN「ありがとう」

JN「え、どんな人？どっちから告白したの？色々と気になる！」

WZ「確かに…」

WN「ジウさんだよ。女優の」



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質問攻めにあうウォヌが口にした相手の名前は私でも知っている2つ上の女優さんだった。最近ドラマやバラエティに多く出演していて、とても綺麗な人。テレビで見ていても優しい人柄だと分かる。


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JN「へー！まさかあんなに綺麗な人と付き合うなんて」

HS「どうして俺たちには話したの？」

WN「同い年だし、何かと一緒にいる時間も多かったから。お前たちには報告しないとって思って」

JN「そっか！おめでとう！」

WZ「おめでと」

WN「ありがとうな。ジュニ、ウジ」


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そんなことを話している彼らの様子をただ見ているだけしかできない。



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WN「……A？」


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ボーッとしていた私に気づいて声をかけてきたウォヌ。


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(ダメだ。泣いちゃダメだ…)


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『あ、…そうだね。おめでとう、ウォヌ』

WN「うん。ありがとう」


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泣きそうな気持ちをグッと堪えて、おめでとうと言う。


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＿＿＿＿＿私、ちゃんと笑えているかな。

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