チート能力を持った乙女ゲームの悪役王女になりました「イケメンとかヒロインとかチートとかどうでも良いから恋人のもとに返してくれー！！」 (ページ6)

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私の環境ページ6

時は流れ、私、宮白怜奈こと、レイシャーナ・テ・リア・デルグレネは6歳になりました。

この二年間で情報をたくさん集めてきました。

ここは『ウタアイ』＿＿＿「魔法と女神に捧ぐ歌～貴女だけに誓う愛～」の世界。

乙女ゲームの世界に転生かよ……。

と思いましたがウタアイガチ勢の私にとっては知らない世界よりもずっと良かったと思います。

ここはデルグレネ王国。

そして私はデルグレネ王国第２子、第１王女。

レイシャーナ・テ・リア・デルグレネ。

はい王道、悪役に転生してました。

まぁ、悪役と行ってもウタアイの場合、悪役王女は酷くても追放のように他国に嫁がされるだけで処刑はなかったんだよね。

まぁあんま良くないけど｡

しかもめっちゃ忌まれるし。

で、パラレルワールドの可能性もあるかと思い調べた所、王立デルグレネ魔法学院の存在、隣国ハヴィオン帝国.アストレア公国の存在、ヒロインの生家.マイア男爵家の存在も確認。

確実にウタアイの世界だと確認しました。

??「レイ、こわーい顔してどうしたの？」

私に話しかけたのは、今世の私の兄でありウタアイの攻略対象.デルグレネ王国王太子アロンダ•テ•レース•デルグレネ。

母譲りの美しいプラチナブロンドの髪と、父譲りの紫水晶の目を持ち、父と母の良いパーツだけを並べながらも母の人形の様な整った顔立ちをしている

流石攻略対象者、8歳にしてこの美貌。

??「ロン、レイはとても賢い子で可愛らしい女の子だから恐い顔はやめなさい。」

フォローする言葉。

そう言ったのは私達の母でありデルグレネ王国王妃のエリザベス•ア•メーティス•レアー•デルグレネ。

元々メーティス公爵家の娘で、他国に嫁ぐ話が出ていたが王太子だった父と恋に落ち、王妃になったらしい。

ゲームには登場しなかったが、攻略対象者.悪役王女の母親なだけあって美しい。

レイシャーナは完璧に母親似でプラチナブロンドの髪も春空色の目も人形の様に整った顔立ちもそっくりだ。

??「うむ、レイは将来賢く美しい姫に育つのだろうな。あぁ、レイは可愛いなぁ。」

私にデレデレなのは私達の父でありデルグレネ王国国王のラーペリデス•ア•デューン•デルグレネ。

煌めく銀髪と紫水晶の目を持ち、厳かながらも整った顔立ちに穏やかな笑みを浮かべる優しい人だ。

国民からも人気で、名君と名高い。

レ「おとーさま、おかーさま、おにーさま。だいじょーぶだよ。次にゼーと何して遊ぶか考えてただけだから。」