. ページ8
美橙side
生徒会へ入った。
別にやりたいことも無く、帰宅部だった俺を見兼ねてクラスメイトの那須が生徒会に誘ってくれたからだった。
.
.
図書副委員長として放課後はほぼ毎日図書室で仕事をする。
そして、毎週水曜以外は図書室に来る彼に出会った。
.
.
.
「いつも、図書室来てるけど、本読むの、好きなの?」
初めての会話はこんなのだった気がする。
噂には聞いていたけど、それ以上の可愛さでつい貸出の時に話しかけてしまったのだ。
まさか図書室で話しかけられると思っていなかったのか、とても驚いた表情で、けれども優しい声で返してくれたのは今でも忘れない。
「うん、好き……あ、新しい、副委員長さんだよね?えっと、、」
「浮所!浮所飛貴…っ」
「あっ、、!浮所くん、選挙の時珍しい名前だなって思ったんだった」
そう言って笑う君はまるで女神のようだった。
「俺は猪狩蒼弥……って、貸出カードに書いてあるから知ってるかもしれないけど、笑」
「猪狩くん、」
「ふふ、よろしくね」
.
.
.
〜〜〜
「なんか、めっちゃ上機嫌じゃない?ウザイんだけど」
「えっ、分かっちゃう?!そー、俺、いい事あったんだよね〜っ」
生徒会室で仕事中、同じ生徒会の那須に軽口を叩かれても全然気にならなかった。
「……まぁ、どうでもいいけど、早く仕事やってよね」
「〜♪」
.
.
〜〜〜
ある日、那須と廊下を歩いていて、たまたま校舎内で君の姿を見つけて声をかけようとした時。
.
.
「…えっ?」
58人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水曜日(プロフ) - soya._.soyaさん» こちらこそです!そう言っていただけて何よりです!ありがとうございます!(^^) (2021年6月8日 23時) (レス) id: 14fb495496 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - ありがとうございました!最後にセリフが凄いゾクっとして、お話もドキドキしました!又リクエスト開始したらさせて下さい!新作の方も楽しく見させてもらってます! (2021年6月8日 22時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - 水曜日さん» ありがとうございます! (2021年6月7日 6時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
水曜日(プロフ) - soya._.soyaさん» 分かりました!書かせて頂きますね! (2021年6月7日 3時) (レス) id: 14fb495496 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - おねだりしちゃうと言うお話が読みたいです。よろしくお願いします! (2021年6月7日 0時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水曜日 | 作成日時:2021年5月15日 21時