朝露の霹靂 ページ25
明快なんか程遠いの続きです
白side
余りにも、突然過ぎる。
「ごめん、もう別れよ」
「、は?」
「……楽しかった、ありがとう」
一方的過ぎる別れは突然やってきた。
前触れが無さ過ぎただけに受け入れられなかったし、苛立ちさえ覚えた。
でも冷静になれば、そこに外的要因が働いていることぐらい明白だった。
.
.
〜〜〜
「…作間、お前、蒼弥に何したんだよ」
「…なに?いきなり」
かつてない冷たい空気が二人の流れる。
しかしこの男のおとぼけ具合は如何なものか。
平生の此奴を見ていれば原因は分かっていた。
「…とぼけんなよ」
「……何が言いたいのかわかんないけど」
「お前、!蒼弥の事、どうやって揺すったんだよ、!」
「人聞き悪いなあ、、俺が蒼弥を奪ったとでも言いたい訳?」
「それ以外何が、」
「…可哀想な優斗くんに教えてあげるけどさ、、、、手を離したのは優斗だし、俺を選んだのは蒼弥自身だよ」
「どういう、意味だよ」
「いいもの、見せてあげよっか?」
そう言って此奴が見せてきたスマホの画面に絶句する。
そこにあったのは秘孔から色々な線が飛び出し、
視覚と聴覚を奪われ、ただただ淫らに啼くその人の姿だった。
「なっ…………、」
「ぜーんぶ優斗が招いた結果だし、蒼弥が選んだ選択肢だよ?」
「っ、!!蒼弥は何処にいるんだよ!!!!」
「ん?俺の家だよ」
気付けば街に飛び出していた。
頼む、まだ正気を保っていてくれ。
58人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水曜日(プロフ) - soya._.soyaさん» こちらこそです!そう言っていただけて何よりです!ありがとうございます!(^^) (2021年6月8日 23時) (レス) id: 14fb495496 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - ありがとうございました!最後にセリフが凄いゾクっとして、お話もドキドキしました!又リクエスト開始したらさせて下さい!新作の方も楽しく見させてもらってます! (2021年6月8日 22時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - 水曜日さん» ありがとうございます! (2021年6月7日 6時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
水曜日(プロフ) - soya._.soyaさん» 分かりました!書かせて頂きますね! (2021年6月7日 3時) (レス) id: 14fb495496 (このIDを非表示/違反報告)
soya._.soya(プロフ) - おねだりしちゃうと言うお話が読みたいです。よろしくお願いします! (2021年6月7日 0時) (レス) id: f139f64694 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水曜日 | 作成日時:2021年5月15日 21時