Dahlia

白む蝶 ページ3

学パロです
紫side

｢おーっす、 ってなんでお前そんなに顔死んでんの｣


｢バカ優斗！そんなのいちいち聞かなくても分かるだろ！｣


｢えっ何、まだガリさんが図書委員の仕事で昼飯一緒に食えない事気にしてんの？！どんだけ好きなんだよ…しかも居られないって言ったってたかだか週一だろ…｣


あぁそうだよ、好きに決まってるじゃないか、大体なんで図書委員になんかなったんだ、昼休憩一緒に居られない事知ってたら絶対止めたのに。週一でもデカい、デカすぎる。



｢ちょっと瑞稀くん、作間がなんか一人で言ってて怖いんだけど…｣


｢うるさいなぁもうほっとけよ、そのうち治るでしょ、てかはしもっちゃんのパン美味そう｣



｢これ？美味いよ、購買の新作考えてるらしくておばちゃんがおまけでくれた〜｣



｢はー、イケメンは得だよな、本当に｣



イケメンは得……そう、俺がこんなにも項垂れてる理由の一つにもう1人の図書委員がイケメンだって事も含まれてる。



｢イケメンと言えばさあ、隣のクラスの浮所飛貴ってイケメンだよなー、女子が好きそうな顔って感じ｣



｢お前、デリカシー無さすぎだろ！そのイケメンがガリさんと当番がペアだって話、前にしただろ！これ以上作間の傷をえぐんな！めんどくさいから！｣


｢…だよね……イケメンだよな浮所くんはさぁ……｣



｢ほら言わんこっちゃない！もう優斗黙っとけよ！｣



｢瑞稀くん酷い！！｣



｢作ちゃんも十分カッコイイよ？｣


｢ありがとう、イケメンなはしもっちゃん、お世辞でも嬉しいよ…｣



｢はぁ……もうそんなに言うなら迎えに行けばいいじゃん｣



｢でも委員会の迎えとかストーカーみたいじゃん、、引かれないかな｣



｢いや、、移動教室はもちろん、毎朝のようにガリさんを家まで迎えに行って帰りも一緒に帰って休みの日もほぼずっと一緒にいるお前がそんなの気にする？！……迎えに行くの？行かないの？｣



｢行く、行きます｣



｢じゃあ早く食べよ｣



｢はい｣



｢えー！俺まだ全然食べてない！ちょっと待ってよ！！｣



｢優斗、空気読もう｣



｢橋本くんまで！！｣

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