Dahlia

微睡みと朝 ページ1

緑side


｢も、無理……っだ、って……っ…｣


｢ほら、頑張ってよ、ね、後でご褒美あげるからさ。｣



なんで、なんでこんなことになっているんだろう。



〜〜〜
今朝は珍しくアラームよりも早く目が覚めて、お茶を飲んだらもう一眠りしようとしてただけだったんだけど。

布団を出ようとしたら捕まった。


｢どこ行くの。｣



｢いや、お茶飲みに行こうと思って。起こしちゃった？ごめんね？…………えっ、ちょ、作ちゃ…ん…｣



｢昨日は龍斗って呼んでくれたのに、呼んでくれないんだ｣



｢昨日は昨日、今は今じゃん、ていうか喉乾いたから退いてよ｣



｢やだ｣



｢子供かよ、退いて｣



｢……ねぇ、シよ｣



｢はっ？いや、まだ朝だから！ていうか数時間前まで、、シてたじゃん｣


｢いいじゃん、ね？｣



｢いやっ、ちょ、、ほんとに、待っ……っっ…｣


いつもこうだ、どんなに拒否してても最後は結局こいつに流される。


それでもこいつを嫌いになれないのは俺は俺で相当惚れているんだと思う。



｢なんだかんだもうビチャビチャじゃん｣



｢そんな…こと、っ、言わない…でぇっ……ぁっ…｣



後ろの孔が既に濡れているなんて、言われなくても分かってる。



大体数時間前まで繋がってたんだからそりゃそうだ。



別に俺が感じやすいとかそんなんじゃないし、絶対に。



｢んもっ……しつこい…っ……早くっ…｣


ずっと弱い所を指でなぞってくるもんだから、焦れったい。


早く済ますなら済ましてしまいたい。
別に早く挿れて欲しい訳じゃない。
早く済ましてお茶を飲みたいだけ。



｢そんなに欲しいの？｣


｢ちがっ……ぅあ……もっ……はぁっ……｣


｢じゃあ、蒼弥が動いてよ、俺座ってるからさ｣


｢っ…は…？……意味、分かんな……っ…｣


｢早く挿れて欲しいって言ったの蒼弥だよ、早くしてよ｣


｢……っ…この、ドS……っ！！…｣


｢そんな目で見ても煽ってるようにしか見えないよ｣


あぁもう、なんで俺はいつもこいつに振り回されるんだろう。

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