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自分の顔立ちが整った部類のそれであることを理解しており、それを武器として用いることができるだけの自信がある。顔が良いと褒めれば「当然です。なにせワタクシジェントルマンですので〜!」などと言ったやたらと自信満々な反応が返ってくるだろう。大抵の女性は自分の顔の良さを使えば篭絡できるものだと考えている節があり、自分になびかない女には心外といった反応を見せるという中々の自意識過剰っぷり。顔がだめだった時は最終的に異能に頼るのだが、余程悔しかったのか思い込ませる内容を「こんなに美しい人にならどんなことだって話せちゃう」等といったものにしていたりする。

こう見えて教養に欠けており、義務教育程度の漢字の読み書きすらやや怪しいときがある。恐らく連立方程式の解き方も知らないし、江戸幕府の八代将軍も答えられない。しかしながら自分の異能力の最も効率的な活用法を編み出したり、状況に応じた適切な異能の使い方を即座に思いつくなど、ひらめきや柔軟性といった意味では極めて優秀な頭脳の持ち主であるということが伺える。勉強はできないが頭は良いとはまさに彼のこと。

今でこそ激しい感情を抑え言葉遣いも穏やかなものを用いているが、元々の彼は非常に気が短く口汚いタイプである。不良的というわけではないが、育ちがあまり良くないのだろうと感じさせられるような口の悪さ。時には差別的な発言すらも見られる。また、非常に自尊心が高く、見下されたり舐められたりすることに対して並々ならぬ抵抗感を示す。
普段は取り繕っているものの相手が見知った間柄であればあるほどそういった性格の片鱗が覗きやすいらしく、おちょくられて声を荒げて不平を表明するなど通常であれば絶対に見ることのできないような姿も見受けられる。初対面の相手、特に女性に対しては何があってもジェントルマンでいようと努めており、例え見下すような言葉を投げかけられたとしても、青筋がヒクつくのを隠しながら「オヤマア、舐められたものですねぇ〜!」等と笑顔を保ち続けているが、陰では「あのクソアマ」などと罵っていることも珍しくはない。

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作者名:白銀刹那 | 作成日時:2023年4月24日 0時

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