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【性格】
自称「ショーマン」もしくは「エンターテイナー」。場合によっては「ジェントルマン」とも。カタカナ語を織り交ぜたやたらと勿体ぶった物言いと、まるで舞台の上に立つ者のような芝居がかった振る舞いが特徴的。常人であればまず間違いなく関わらないのが吉であると感じるだろう怪しさを漂わせている。
常ににこやかな笑顔で声色も明るく、負の感情を表に出すこともそうそうない。シワひとつ無い綺麗なハンカチを携帯するような清潔感があり、女性といる時には自分が車道側を歩くなどの細やかな気遣いも長けた人物。しかし、その全てが作り物のように感じさせるようなどこか胡散臭く信用してはならないような雰囲気の持ち主であるため、好青年といった印象はあまり感じられない。それでいて「怪しいと分かっていてもつい惹かれてしまう」というような危険な魅力も持ち合わせており、まさに魔性という言葉がよく似合う男。
自分が楽しむことを第一とし、そのためになら他が害されることになっても構わないという自己中心的な享楽主義者。倫理観に著しく欠けており、命を奪うことに抵抗がないばかりか、今まさに命の灯が消えようとしている人の絶望に満ちた表情や悲痛な叫びを「美しい」と呼び愛好している。しかし、自分の手によって引き起こされた凄惨な現場を美しいと評することはあっても、事故や自分以外のものの手によって作り出された惨状には顔を顰めるだろう。
大衆の前で人を殺めることを「ショー」と呼び、それを目撃した人々を「観客」、彼らのあげる悲鳴を「喝采」と呼ぶ猟奇的な感性の持ち主。カニバリズムとして生きるために人間の命を頂戴しているといったつもりは毛頭なく、ただ「喝采」を浴びる手段として人を殺めているという正真正銘の人類悪。犯した殺人の副産物として人肉が確保できるため飢餓に陥ることが殆どなく、食べるために人間を襲うことも基本的にないというのは捉えようによっては良かったと言えるかもしれない。
彼自身この感性が異常であることはしっかりと理解しているが、理解した上で改善しようという気がない。
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作者名：白銀刹那 | 作成日時：2023年4月24日 0時
