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【性格】
飄々として掴みどころがない、まるで一人この世から浮き出てしまったかのような不思議な性格。常に人の神経を逆なでするかのような間延びした喋り口調で話す上、満足に敬語を使うことすらもできない。まるで最上級生であるとは思えない程に幼い調子の言動が目立つ。時と場合と状況を弁えるということを全くせず、好きなタイミングでやりたいことをやり、言いたいことを一切オブラートに包むことなく言い放つ自由人。無条件に周囲を苛立たせるような態度。その独特なペースに一度巻き込まれると抜け出すことは難しく、基本的には彼女の方が飽きるのを待つほかはない。
至って穏やかな性格であり、激しい感情を顕にすることは一切ない。入学から六年間連れ添った友人であっても、彼女が声を荒げて怒りを表明したり涙を流したりしたところを見たことがないと言う。喜怒哀楽で言うところの楽以外を全く感じさせない。かといって楽以外の感情が欠如しているかと言われればそうではなく、特に心を突き動かされない範囲が非常に広いだけ。よく言えば心が広く、悪く言えば普通の人が感動・同情するようなものを見ても無感情でいられる冷淡さの持ち主。最も、彼女の心を動かすほどの何かがあったとしても表情には一切出ないのだが。
まるで初めて外界に接する幼子のように好奇心旺盛。この世に存在するすべてのひとやものに対して並々ならぬ興味関心を抱いており、ひとであれば些細なことで質問攻めにするし、ものであればべたべたと触ってどんなものかを確かめようとする。どこからどう見ても子供が一人で足を踏み入れるべきではないようなところにウキウキで突っ込んだり、まともで成熟した感性の持ち主であればまず触らないであろう形や色の動植物を素手で拾い上げるなど危険な行動に出ることも多い。それにより動物に噛まれたり引っ掻かれたりしても特に驚くこともなく、「見て〜! 噛んだ〜!」などと言いながらニコニコで周囲に見せびらかしては笑い事ではないと怒られている。好奇心で自分自身を滅ぼすタイプであり、周囲が気にかけてやらないと簡単に命を落としかねないため注意が必要。
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作者名:白銀刹那 | 作成日時:2023年3月24日 20時