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「君はいっつもいつも怒ってばっかりだね。そんなに膨れてたら折角の美人が台無しだよ〜! な〜んて。あははは、あははははは。褒めてあげたんだよ! あははは、あははははは!」

「も〜、そんなにかっかしてばかりだと寿命縮まっちゃうよ? 誰のせいだと思ってるんだって? あはは、わたし〜!」

「これはね〜、反省文。先生の机の引き出しに虫の卵隠したら怒られちゃって! これで入学してからちょうど八十回目の反省文なんだ〜! 合計枚数はなんと五百六十二枚! すごいでしょ、新記録〜!」

「やだなぁ、ちゃんとまじめに書いてるよ? 失礼しちゃう。なんたってわたしは反省文のプロなんだからね! 疑うならいいよ、書きかけだけどちょっと見せてあげる。『今回の件で先生が虫がお嫌いだということを身に染みて学習致しました。このことを踏まえ、次回以降は「虫ではなくかわいらしい水生生物の卵にする」もしくは「虫でも魔法でかわいらしい見た目に変えておく」など何らかの対策を打ち出して行く所存です』」

「皙鹿寮生っぽくない? あはは、よく言われる〜! 正直わたしもなんで選ばれたかわからないんだよねえ。規則厳しすぎるし。でも皙鹿寮に選ばれたからこそ出会えたお友達もいるわけだし、まあいいかな〜って」

「この時計の時間? これはね〜、何だと思う? シンキングタイムあげるから考えてみてよ。5、4、3、2、1……じゃんじゃーん! 正解は〜、わたしのお母さんの推定死亡時刻でした! びっくりした? でもざんね〜ん、これは冗談じゃなくて本当の話! 詳しく聞きたい? え〜、聞かないの?」

「おもしろい話ならあるよ。えっとねえ、これはわたしのお父さんとお母さんの話なんだけど……。え〜、だめ? おもしろいよ〜!」

「わたしはね、自由なの。誰かに縛られる人生なんてつまらない! わたしの人生なんだから、わたしの好きなように生きる権利がなくっちゃ」

「でもきみになら縛られてもいいかも!」

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作者名:白銀刹那 | 作成日時:2023年3月24日 20時

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