【CS】Outsider (ページ5)

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【備考】
千葉県の海沿いに位置する漁師町の出身。父・漁一と母・美波、そして美神の三人家族。
幼き日の美神は喜怒哀楽豊かで天真爛漫な少女であった。彼女の父は町の漁師の一人であり、美神の憧れの存在でもあった。将来は父の船を継いで自分も漁師になるのだと、彼女はそう夢見て来た。

しかし、その状況は一人の敵によって壊される。両親が敵犯罪に巻き込まれ、帰らぬ人となってしまったのだ。美神もその場に居合わせていたのだが、まだ幼かったこともあって記憶はどこか曖昧である。唯一鮮明に覚えているのは、両親が美神を庇うようにして立っていたこと。後に聞いた話では、犯人はかけつけたヒーローにより捕縛され、美神はそのヒーローに救出されたらしい。
兎も角、美神はその事件によりひとりぼっちになってしまったのだ。唯一の親族である母方の伯母夫婦のところには仲の良い従兄もいたため、美神はそこに行くことを望んだが、何故だか連絡が付かない。頼れる親族すらも失った美神は施設に入所し、そこで暮らしていくことになる。

美神は敵を憎んだ。自分から家族を、日常を、夢を奪った敵を。敵という概念そのものを。
連絡のつかない伯母一家だって、きっと敵に殺されたんだ。

許さない、許せない。
絶対に復讐してやる。

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