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ページ13

【ヒーロー名】
アベレージガール


【A.B組の事をどう思っているか】
「個性もあるし、すごいなー」程度の認識。
必要に迫られれば話すが、自分から話しかけに行くことはない。


【備考】
東京都出身。
父と母との四人家族。ごく普通の戸建てに住んでいる一般的な家庭である。
聖羅以外の家族は皆「個性持ち」である。そのことが原因かは分からないが、兄に少し気を使われ過ぎているようで息苦しいらしい。






……
………




──無個性で何が悪いの?

“無個性”であるのを馬鹿にされたとき、彼女は良くその言葉を言う。

──無個性だからって、そんな理不尽な理由で私は夢を諦めたくない!

決して、彼女は無個性であることを気にしていないわけではない。
無個性は彼女の人生における最大のコンプレックスであることは、これからも変わりようがない事実だ。
それでも、彼女は無個性を理由にヒーローになるのとを諦めようとはしない。

ヒーローになる。
幼少からのその夢を、たったひとつのコンプレックスで諦めたくない。

そう語る彼女は、どこか普通ではない目をしていた。

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作者名:白銀刹那 | 作成日時:2020年3月4日 11時

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