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【SV】
一人称:私、
二人称:貴方
「ロギストゥリア・サメフ・ソープロシュネー、"節制"として七元徳の末席を汚させて頂いている者です。未熟者ですが、どうぞよろしくお願い致します」
「えっ、私のこと知ってるんですか!? うう、やっぱり、目立っちゃってますよね、私……」
「あのっ、わっ、私のことはロギィで大丈夫です! ロギストゥリアだと、その、長いですから……」
「わぁ〜!?!!?!?!!? ごっ、ごめんなさい!!! すっ、すぐに拾います! ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
「あっ……うう……あまり見ないでください……恥ずかしい……です……」
「背が高くて羨ましいなんて、よく言われますけど……。私、誰かに身長分けられるもんならとっくに分けてます!! こんな高くたってな〜んにも良いことなんてないんですから!!」
「人の上に立つなんて、本当は苦手なんです、できっこないんです。でも、なってしまったも以上は精一杯やらせて頂きたいとは……思っています……」
「しっ、素人質問で恐縮ですが……こちらの研究に新規性はあるんでしょうか? 今貴女がお話になられた内容とよく似た研究を知ってるのですが……。サンプルを変えただけで新規性があるとでも? 笑わせないでいただきたいものですね。先行研究を真似ただけのお遊びなど発表するだけ無駄というものでは?」
「え、えーっと、聞き逃したのかもしれませんが、その結果を証明したいのでしたら■■の定理と矛盾が生じるという点については一体どのように説明なさるおつもりでしょうか? さすがに五年生にもなってそんな初歩的なミスをするとは思えませんので私の聞き逃しかとは思いますが、念のため確認させて頂きたく質問させて頂きました」
「その……基本的な質問で恐縮ですが、そもそもその研究はなんの役に立つのですか? いえ……なんの役にもたたない無意味な研究のために貴重な予算をお使いになられては困りますので。で、一体なんの役にたつのですか? 是非、納得のいく説明していただけないでしょうか」
「すみません! すみません! つい話してるうちに熱が入ってきちゃって……。ごめんなさい、本当に、怖がらせるつもりじゃなくって……!!!」
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作者名:白銀刹那 | 作成日時:2022年10月31日 22時