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実家が商家であることもあってか金銭面に強く、お金のやりくりが大得意。周囲の貴族たちとの金銭感覚のずれにはかなり頭を悩まされており、お金を扱う職種ならではの観点からの意見を提示することによって彼らの浪費に歯止めをかける役割を担う。それ故にお金には少々敏感になっており、できるだけ無駄な出費を抑える倹約術が身についている。
また、軍属研究コースに身を置くことからもわかる通り根っからの理系であり、少しでも気になったことがあればすぐに先行研究を探し、該当するものがなければすぐに研究に取り掛かる。ありとあらゆる論文に目を通しており、その大体の内容を暗記するなど記憶力はなかなかのもの。前述した彼女の論戦最強伝説は研究発表会においても惜しみなく発揮されており、一部では質疑応答の時間に彼女が挙手をすること自体がある種の恐怖として扱われているとかいないとか。

また、僅か5歳にして実家の商売を立て直したという驚くべき武勇伝の持ち主であり、その内に秘める能力は到底計り知れない。しかし本人は自身の持つ能力の高さに奢るどころかむしろ過小評価している節があり、故に自分の持つ能力を活かして皆の役に立とうなどということには思い当たりもしない。加えて生来自己主張が不得手な性分であるため、本来であれば周囲にその能力の高さを知らしめるような機会は訪れもしなかったのであろう。
そんな彼女の能力の高さが七元徳への推薦という形で周囲に認識されている理由、それはひとえに彼女が女性としては一際目立つ容姿をしていたからである。前述の通り、180cmを超える高身長と嫌でも目がいくほどの発育の良さを持つ彼女ではまず目立つなと言う方が難しい。そのため本人が自己主張をしなくとも周囲の注目を集めてしまい、持ち前の高いスペックは自然と周囲の知るところとなった。もしも彼女の身長が平均値であったのなら、胸部の発育が平均的なものであったのなら、彼女が七元徳第六席の座に座ることはなかったのではないだろうか。

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作者名:白銀刹那 | 作成日時:2022年10月31日 22時

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