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【生い立ち】
「世界樹」と呼ばれる木を管理する村に生まれる。姉がウルズであるから彼女はヴェルザンディであった。
姉と違って村の習わしに疑問を抱くことのない「いいこ」であったことから曾祖母にかわいがられ、幼い頃よりヴェルザンディのあるべき姿を叩きこまれて育つ。彼女の快楽主義的かつ刹那主義的な性格は、「ヴェルザンディとして生まれた以上、今を楽しみなさい」という曾祖母の言葉によるもの。
曾祖母により姉とは遠ざけられていたのだが、「楽しそう」との理由で言いつけを無視して干渉を繰り返していた。ちなみにそれが発覚した際に叱りを受けるのは姉のみである上、彼女はそのことを知らない。
オ・コニキュラタ魔法魔術学校時代はプロティース寮に所属。やたらと悪目立ちする姉の影響で入学前からあらぬ噂をたてられるといったこともあったが、特にこれといった問題なども起こさず波風の立たない平穏な学生生活をおくる。高学年時の選択科目では一番楽しそうとの理由で生物学を選択しており、この頃の経験が後に進路選択で生物課を選ぶきっかけとなった。
魔法省に就職するにあたり、既に魔法省に務めていた姉が一人暮らしをしている家に両親や曾祖母に無許可で転がり込んだ。当然曾祖母から鬼のような連絡が使い魔を介して何度も届けられたが、「まあこちらに乗り込んでくるわけではないし……」と全て無視している。現在は七つ下の妹も含めた三人暮らし。
【人間界・非魔法族をどう思うか】
特にこれといった興味・偏見などはないが、姉が人間界及び非魔法族に対して異常なまでの興味を示しており、楽しそうにそれを語っていることから悪いものではないのだろうなとは考えている。ちなみに姉の語る話の内容については半分聞き流しているため残念ながら知識の自然な定着はみられない。
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作者名:白銀刹那 | 作成日時:2022年8月4日 11時