【CS】しあわせな子 (ページ4)

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「頼むよ～、ここのところが全っ然わからなくって……。ちょっと教えてくれるだけでいいんだよ、本当にちょっと……。何かお礼は絶対するからさぁ……」

「魔法史を学ぶことの意味はわかるんだよ、ご先祖様が積み重ねてきたものだから知らなきゃいけないのもわかる。でも正直学んでてあんまりピンとこないというか……。そんなことが本当にあったって言われても、スッと頭に入ってこないんだよね。それでわかんなくなっちゃった」

「きっと大丈夫。おれたちに限って、そんなことあるわけないって。きっと……」

「おれ、しあわせだよ。家族も友達もいる。何の変哲もない今の生活が楽しいんだ！」

【生い立ち】
魔法界にある靴屋「妖精靴屋のレプラコーン」の店主の倅。
これといった問題のない、ごくごく普通の仲が良い家庭で育つ。敢えて特筆すべきことがあるとすれば、父親の片足がないことくらいか。なんでも十五年前の戦争の際に失ったらしい。

寮分けの際はヴァーナイツとリングラヴィンで少し迷われたらしいが、結果的にリングラヴィンに選ばれ現在に至る。

【人間界・非魔法族をどう思うか】
特にこれといった偏見もなければ、強い興味関心があるわけでもない。ただ、魔法なしで生きるということの想像だけはどうしてもつかない。よく知らない別世界。
違う場所だという意識こそあれど、人間界出身の魔法族と出会ったところで他との接し方に差を作るつもりは微塵もない。そもそもの話生まれた場所や血で区別するなんていう考え方自体が初めから彼の頭にはなかった。
選択科目では興味があるわけではないが他よりはマシであるとの理由で人間界学を選んでおり、その胡散臭い授業を割と素直に信じている。

【その他】
❏ステータス
魔力量…C
コントロール…D
スピード…C
銀への耐性…C

未だ学生であるためこんなもの、といったところか。そんな機会はないであろうが、正面戦闘となればまず間違いなく負ける。連射性は徐々に伸びてきているが、その精度に関してはいまいち伸び悩んでいる様子。まだまだ伸びしろはあるため今後に期待。
銀への耐性については両親共に混血の魔法族としては平均的なものである。