vanilla

1番 ページ24

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あのあと寝落ちしちゃって



ソファーでぐっすり寝ちゃった私たち





元太くんはまだ寝てて





時計を見たら10時半





元太くんに毛布をかけてあげる







ちょっと寝すぎたかなと思いながら携帯を見て




LINEを開いてミオちゃんに返事をする






すぐ返せなくてごめんね！


私もミオちゃんに会いたい


今日夜からでも平気かな？？




5分後くらいにじゃあ19時に駅前のカフェで！ってミオちゃんからLINEがきた




ミオちゃんと会うのは久しぶり




元太くんとこういう関係になってから



会うのは初めて









元太くんがノソノソ起きてきて目をこすりながら





おはようAちゃん




そういって微笑む





寝起きだからかいつもより低い声にドキッとする







元太「Aちゃん今日何する？？って言っても、家の中ですることくらいしかできないんだけどね」


って言って苦しそうに笑う元太くん







そんな顔されたら私まで苦しくなるよ




元太「あ、でも俺はさ、Aちゃんがいればどこで何しても楽しいから、家でだらだらするだけでも全然全然大歓迎だよーー！！」





これは元太くんの優しさ






苦しそうに笑うけど私のこと気遣って言ってくれる







でも毎日考えるの



頭の中でぐるぐるぐるぐる







冷静に考えてミオちゃんと元太くん




どっちを選ぶか迫られたとき




絶対にミオちゃんを選ぶ







ミオちゃんは昔からずっと助けてくれて




こんな私にでも優しくしてくれたから。





元太「Aちゃん？考え事？」



A「え？あ、うん。ちょっとね」



元太「ここ、シワ寄ってたよ！気を付けて！」



眉間を指しながら言う元太くん






ああ、だめだ。





やっぱり選べないよ




どっちも世界で1番大切な人

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