地 獄 先 生 ま 〜 る 〜 6

・ ページ27

［ 絶鬼 side ］



「 しめて、 しめて ！ 」


村「 おい、お前ら どないしてん！！ 」


これだ。


恐怖と混乱の奏でるハーモニー。


君達は、 今 とても美しい。


丸「 みんな、 大丈夫か？ 」


村「 ま〜る〜。 みんなを助けてぇや！ 」

横「 どないするん？ 」


丸「 大丈夫だ。 誰かに能力をかけられてるだけだ。 」


楽しませてくれるかな？


丸山先生。


丸「 今、妖術をとくからな。

我が左手に宿りし鬼よ

鬼の手に力を！ 」


あれが、 覇鬼兄さん。


丸「 光明遍照 、 現威神力 、 魔界鬼界

降伏怨念 、 不思議力 、 悪霊退散 」


覇鬼兄さん …。


横「 あれが、 ま〜る〜の鬼の手やで。

俺らを守ってくれる優しい手や。

ま〜る〜は、 守るものがあるから強いんやで！ 」


ふぅん。


丸「 大丈夫だったか？

転入そうそう 大変だったな。 」


絶鬼「 すごい、 力ですね、鬼の手 」


丸「 ん？ あぁ。 お前のこともこの手で守ってやるからな。 」


守るものがあるから強い？


そんなもの 本当の強さじゃない


覇鬼兄さん、 いいのか？


鬼の手をそんな 生ぬるい使い方されて。


正直がっかりだよ。

この小説の続きへ→←・

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す