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D.O. side
平静を装って何でもないフリしてたのに
すぐに大丈夫?なんて聞かれちゃうなんて、、俺が分かりやすいのか、Aがすごいのか、、
、、たぶん後者だな、、
いつもいつも嬉しそうに変わらない笑顔で迎えてくれるAを見て、安心して顔に出てたのかな、、
キッチンにいるAを見る
Aが着けているのは、去年の記念日にベクがくれた色違いのエプロン、俺が恥ずかしがってあまりお揃いのものとかを持とうとしないから、すごく嬉しそうにしてたっけ
今は真剣にカレーを作っているけど、きっと俺のことを気にしてくれてるんだろうな
そう思うと、どうしようもなく愛しくなった
YOU side
「いい匂い、、カレー?」
もうすぐで出来上がりってところで後ろからギョンスの声がして、振り向こうと思ったら、お腹に手が回ってきて私の肩にギョンスが顔を埋めてくる
いきなりのことに固まる
だってだって、いつもは料理中に邪魔する奴は例えAでも許さないって、近寄らせてもくれないし、 人が料理している時もそうなのに、、
珍しいこともあるもんだ、、明日は雪?
いやいや、そうじゃなくて、ギョンスがこんなことするなんてやっぱり何かあったのかな?
『ギョンス、、どうしたの?』
「ん〜、癒され中」
『珍しいね、いつもは料理中は邪魔するな〜って言うのに』
「フフッ、、たまにはいいでしょ」
小さく笑ったギョンスが私の首にすりよってきて、鼻が触れる
ちょっとくすぐったいけど、なんだか可愛い
そのまま何も言わずずっとくっついてるギョンス
嬉しさと心配とで料理に集中できない私を見兼ねて、焦がすよって言いながら火をゆるめてくれる
その手はすぐにまた私を抱き締める
なんとか出来上がったカレーを味見すると、俺もって言って私の肩にのったまま口をあけるギョンス
なにそれ可愛い!!爆発しそうな心臓を抑えながら、スプーンを運んで、モグモグと口を動かすギョンスを見つめる
『美味しい?』
「ん、美味しい」
『良かった〜』
「、、A」
少し変わった声色にギョンスを見るとジーッとこちらを見ていて、その大きな黒い瞳に吸い込まれそうになる
次の瞬間にはもうギョンスの手が後頭部に回って、唇が触れる
ふわっと触れて、離れる間際小さく下唇を食まれた
突然のことにまた固まる私を見て、満足そうな笑みを浮かべて離れていく
その後ろ姿は楽しそうで、、あれ?元気なさそうだったのは勘違い?なんて思う
今はとにかく、心臓がうるさい
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にな(プロフ) - 巫づき。さん» ありがとうございます!本当に書きたいことをただ詰め込んでるだけなので、そう言って頂けると嬉しいです(笑)これからも楽しんでもらえるよう頑張ります!ありがとうございます〜! (2017年4月24日 0時) (レス) id: 564b799377 (このIDを非表示/違反報告)
巫づき。(プロフ) - いきなりすみません。この小説の文の書き方が大好きです。なんて言うか、空白が少ないところとか、とても見やすいです 笑 応援しています。更新頑張ってくださいね! 長文失礼しました。 (2017年4月23日 17時) (レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
にな(プロフ) - Cy.mhさん» 実は私も全然使いこなせてないですけどね(笑)皆さんに見てもらいたいですが、内容が内容なので付けさせてもらってます、、。すみません。その分本編で楽しんでもらえるよう頑張ります~ (2017年3月22日 11時) (レス) id: 6e8f29a280 (このIDを非表示/違反報告)
Cy.mh(プロフ) - になさん» ありがとうございます^ ^これからもにやにや期待しますね(笑)そうなんですね!フラグ付いてしまっていると検索にも出てこないみたいですね…占ツク上手く利用出来てなくて、わからなくてすみません(;_;)見る事が出来る機会があればいいなとは思いますが… (2017年3月21日 23時) (レス) id: 88201731d5 (このIDを非表示/違反報告)
にな(プロフ) - チェさん» これからもっとにやにやしてもらえるように頑張ります(笑)ん~、、フラグ立ててるからかもしれませんね、、。 (2017年3月21日 18時) (レス) id: 6e8f29a280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にな | 作成日時:2016年11月26日 13時