檻姫 - パスワード認証

＿＿＿＿私なんて、どうせ誰にも必要とされてない。

友達にも、先生にも、親だって。

誰も私のことなんて見てない。

それならいっそ私なんて消えちゃえばいいのに＿＿＿＿

「そんなこと言わないで」

「僕が、僕達が愛してあげます」

「絶対幸せにするから」

『ほん、と……に？』

3人に出会って、私の運命は大きく変わり始める。

＿＿＿＿

このときは気づかなかったの。

誰でもいい。

私のことを愛してほしくて。

何でもいい。

心の拠り所がほしくて。

伸ばされたその手を掴んでしまった。

〝彼ら〟からは絶対に逃げられない。

逃げようだなんて馬鹿げた考えが思いつかないくらいに甘やかされて、愛されて、彼らの虜になってしまうから。

――――――

マンネラインmainのちょっと狂ったLove Story。

p.s
思った以上に反響を頂いててびっくりしました、ありがとうございます。
どうでもいいけどシユはテテジンペンです。