36ページ ページ45
清々しい笑顔でそう言う。
すると、愚痴を言っていた女子達＋周りにいるクラスメイトも驚く。
え、だって正論じゃない？人を馬鹿にして見下すクズよりは、僕の方がマシでしょ？
…マシだよね？
燐「っ〜！あはははっ！
ヤッベェ…スゲェ笑える…あは、ははww」
「そのまま呼吸困難になって死ねよ。」
笑い転げる燐に怒りを通り越して殺意が湧いたので、冷たくそう言い放つ。
燐「ちょ、いつにも増して毒舌！」
あ〜はいはい。分かったワカッターと適当に流して女子達の方をジロりと睨む。
すると、そこ女子の集団は叫んだり泣き出したりしてきた。
「はぁ！？なんなよ！気持ち悪い！
そもそも声まで女みたい…吐き気がする！」
「うぅ…酷いよぉ…」
いや、酷いよぉとかコッチのセリフじゃ！
そもそも何でも逆ギレしてくるんだよ！
というか、声だけは馬鹿にして欲しくなかったわ！あぁー、もう腹立つ！
燐「なーなー、お前Aの声バカにしたけどさ〜お前の声はこいつより綺麗なの？」
さっきまで、後ろで先生に説明してくれていた燐が戻ってきてそう言う。
うわぁ…悪い笑みだ…怖すぎぃ。
てか、なんかとてつもなく嫌な予感するし。
「勿論よ！こいつの声なんかよりは、私の方が全然いいわ！」
女子のリーダー？が僕を指さして叫ぶ。
その声に思わず、心の声を漏らす。
「…死刑。」
燐「落ち着け、落ち着け。
じゃあ合唱のソプラノ歌ってよ。今すぐ！」
うわぁ…悪魔だァ…悪魔が居るぞ〜。
まぁ、その女子はニヤニヤしながら「別いいわよ！」って叫んだけどな。
「どうよ！歌いきったわよ！」
うん、聞いてみたよ…見たんだけどね？
酷いな…音外れてるし、高い声は掠れてるし。
燐「全然ダメだなー。聞いててイラつく！
ほら、A！お手本見せてやれよ！」
お前…笑顔でなんとえげつない事を…！
まぁ、僕も同じ事言おうと思ってたけど←
てか、手本って…僕CDの曲数回聞いたぐらいなんだけど…しかも、ソプラノ歌うの？
燐「はーやーくー！」
あぁ…もう、どうにでもなれ！
耳コピでも大丈夫！僕はきっといける！
「〜♪〜♪〜〜♪」
僕が歌い出すと、燐の言葉にギャンギャンと騒いでいた女子達が静まる。
見守っていた先生も固まっている見たいだ。
あぁ…なんか、気持ちがいい。
今日は…何だか声がよく出るな〜。
燐「(…やっぱりお前はスゲェな。
クラス皆…お前の声に魅了されてるよ…)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 302人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆみか(プロフ) - 少年〇日の思い出が出てくるとは思ってなくて吹きました。後悔頑張ってください。 (2019年2月20日 16時) (
レス) id: bac69d1b88 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎(プロフ) - 空蘭さん» 今日ですねww今から書いてきます！！深夜…起きてるはず！コメくれたら飛んでいきますねww (2017年6月16日 17時) (レス) id: 80a9ea3517 (このIDを非表示/違反報告)
空蘭 - すごく面白かったです！第二幕と新作も楽しみにしてます！また16日…今日だ？！��(ﾟДﾟ) あ、はい、今日の夕方(嘘です、深夜です)見に来ますね！ (2017年6月16日 13時) (レス) id: 3c4e6a513c (このIDを非表示/違反報告)
夜兎(プロフ) - カレンさん» そう言って貰えると嬉しいです！ショタは最高。可愛い最高← (2017年6月10日 17時) (レス) id: 80a9ea3517 (このIDを非表示/違反報告)
カレン - すごく面白いです！かわいい最高！ (2017年6月10日 16時) (レス) id: 21b0250908 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
