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「再会した時。あの合格発表の日、自信に満ち溢れていて、前向きで一生懸命なAちゃんの若いパワーが眩しくて。ああ俺も頑張ろうって思ったんだ。」
中村さんが吐露してくれている。知りたかったこと、知らなかった全てを一つ一つ、言葉を紡いでくれる。
「わたしもです。」
すうっと息を吸い込んだ。
「中村さんとお食事行ったあの、GWに行ったイタリアン。あれ以降、毎日を一生懸命過ごした。勉強も、バイトも、自分磨きもした。」
「Aちゃん頑張り屋さんだから」
「ふふふ。中村さんに見合う女性になりたくて、一つ一つ大人になろうと思った。」
「そうだね、一緒にビール飲めるようになったしね」
中村さんの大きな柔らかな手がわたしの髪を撫でる。
「これからは、どうするの？もう就職だよね？」
就職先は大学病院の病棟勤務が決まっている。希望科は出してあるけど通るかどうかはわからない。それ以前に国家試験に受からなければ意味がない。そんな風に伝えると中村さんがふにゃと笑う。
「Aちゃんなら大丈夫。俺もついてる」
ふははと中村さんが笑う。
楽しい時間はあっという間で、いつしか新聞配達の自転車の音がする時間帯になった。
中村さんがベランダに出る。
「中村さん寒いですよ」
空気がツーンとしている。鼻先を冷たい空気が通り過ぎる。中村さんが息をはーっと吐くと真っ白になった。
「ほら、月が出てるよ」
「ほんとだ」
「「月が綺麗ですね」」
声が重なった。
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黒尾(プロフ) - 歌さん» こちらの伺い方が分かりづらかったですね。恐らく歌さんはクリスマスイヴ=ホワイトクリスマスだと思われているのでしょうが、この場合は雪のないクリスマスイヴであり自転車は可能、という解釈をしてくだされば幸いです。 (2019年9月19日 0時) (
レス) id: 68c099bb5b (このIDを非表示/違反報告)
歌 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 前回のコメントにちゃんと23、クリスマスイヴ でって書いたのですが...。 (2019年9月19日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾(プロフ) - 歌さん» ので是非ご指摘ください。お願いいたします。 (2019年9月17日 1時) (レス) id: 68c099bb5b (このIDを非表示/違反報告)
黒尾(プロフ) - 歌さん» はじめまして。かなり前に書いた物で記憶は曖昧ですが、積雪の描写がどこかにありましたでしょうか？近年は警報が出るレベルの降雪でなければ、積雪はあまりないように感じ、自転車の記載をしたようぬ記憶しておりますが...矛盾が生じていましたら訂正いたします (2019年9月17日 1時) (レス) id: 68c099bb5b (このIDを非表示/違反報告)
歌 - 続けてのコメントですみません(>_<) 東京ってそんなに雪が積もらないから自転車に 乗れるくらいなんですかね？ (2019年9月17日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒尾 | 作成日時：2019年5月13日 22時
