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*
ur視点
ur「……Aちゃん」
『んん……ふぅ……』
どうやらAちゃんは寝てしまったらしい。規則正しいかわいらしい寝息が、桜色をした唇から漏れている。
sn「……んおぉ……ふぁ…」
たまたまエントランスに来ていたセンラが大あくびをぶっかましていた。
ur「……よぉ」
sn「ん、何してんのうらたん……って、Aちゃんやん。どうしたん？」
センラにそう聞かれて、俺は言葉に詰まった。「どうした」って聞かれても……思い出すのはやめておこう。
どうにかして俺は言い訳を思い付いたので、口を開いた。
ur「…えーっと、Aちゃん首筋やっちゃったみたいで。坂田にみてもらおうと思ってさ」
sn「ほーん。なるほどな」
センラのことだから、と何か見透かされていないか少し不安になったが、何か思考を巡らせている様子がないので安心してよさそうだ。
sn「……んじゃあ、俺坂田呼んでくるわ」
ur「おお、さんきゅーな」
センラが坂田を呼びに歩き出したとき、Aちゃんが寝ぼけ眼で話しかけてきた。
『……んぅ……あ、うらぁさま……おはよ、ございます』
ur「…！おは、よ」
とてつもなく舌っ足らずな感じがたまらなく愛しくて、ついワンテンポ反応が遅れてしまった。
『…ん？……なんで私…うらた様に抱きしめら、れて……？』
ur「……首筋を、ね…」
『んん、首筋ぃ？……何かありましたっけ』
だめだ。完全にAちゃん意識が寝ちゃってる。
若干俺は呆れていたが、ふと「これはチャンスなのでは？」と思い始めた。
……おい、そこ。末期とか言うなよ。
「それだけAちゃんが好きなんですね」って言ってくれよ。
ur「…Aちゃん、坂田来るまでもう少しかかるだろうから寝てていいよ」
『ほんとれすかぁ？んじゃあ、お言葉に甘えて……』
その一言だけ言うと、Aちゃんは3分程度でまた眠ってしまった。すごいな……←
だが眠らせたのは俺だと言っても過言ではない。
……理由？理由、ねぇ……
ur「……なんか、寝込み襲ってるみたいでやだな」
俺はぼそりと呟くと、己の唇をAちゃんの唇にそっとくっつけた。
やがて、センラが坂田を連れてきたらしくパタパタとふたつ足音が聞こえてきたのですっと顔を離した。
sk「ごめんごめん、遅れちゃった」
ur「……大丈夫、だ」
坂田とセンラが何やら困惑していたが、それは俺の顔が紅潮しているからではない……はずだ。そう思いたい。
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Machika@まっくる - 紅灯-あかり-＠crewさん» うわぁぁぁぁぁぁ、本当だ…!!!お恥ずかしい……指摘ありがとうございます、直しておきますね！(''*) (2020年2月19日 19時) (
レス) id: e907e9a35f (このIDを非表示/違反報告)
紅灯-あかり-＠crew(プロフ) - すみません！指摘です…。最後の話66になってますが67じゃないですか？？わざとそうしていたりしていたらごめんなさい…！ (2020年2月19日 14時) (レス) id: 7ac7f90b4f (このIDを非表示/違反報告)
Machika@まっくる - 鈴星さん» 1話から見ていただけてるなんて…！感激です！頑張りますね！(`∀´d (2019年12月21日 10時) (レス) id: e907e9a35f (このIDを非表示/違反報告)
鈴星 - 1話から見させて貰ってます！頑張ってください！ (2019年12月20日 20時) (レス) id: 7dc0e7e3e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっくる | 作成日時：2019年12月11日 17時
