やっぱり分かりにくいから被っても中身に沿ったタイトルつけた方がいいよな…。(略) ページ41
2D「いてー…。あのやろー…。」
3D「はい、動かないでくださいね〜。」
結局あのままナイトメアと戦闘に入り、無傷で済む訳がなく、3Dに手当てしてもらっている。
ﾅｲﾄﾒｱ「あいつ許さん…。」
向こうでは無傷のナイトメアがクロスに説教されながら何かほざいていた。
ｸﾛｽ「ナイトメア先輩も大人げないですよ…？500超えなんですからもうちょっとおとなしくできないんですか？」
ﾅｲﾄﾒｱ「はぁ？あいつの悪口を黙認しろってことか？却下だ。」
ｸﾛｽ「もう…。」
呆れられている。
3D「2Dさんもやめてくださいよ…。喧嘩したって何もならないですよ。」
2D「思ってることが読まれてるんだからしょうがないだろ…。」
3D「うーん…。じゃあなんとか思わないようにしてください。」
むちゃくちゃだ。
それに言論・思想の自由に反している。憲法違反だ。
ﾅｲﾄﾒｱ「ここでお前の人権はないって最初に言っただろ。」
読まれていたのか、ムスッとしつつも少し嘲笑のような色を浮かべてナイトメアが言う。
3D「はい、できました…よっと！」
2D「いてぇ！！」
イラッときたが、患部を抑えた包帯を最後にきつく絞められた痛みで緩和された。
3D「これに懲りたらもう喧嘩しないでください。」
ｸﾛｽ「壁とか破損部分もなんとかしてくださいね。」
壁を見ると確かに穴が開いていたり、ハサミが刺さっていたりと凄惨なことになっていた。
ﾅｲﾄﾒｱ「コイツと？」
2D「うるせーな…。自分で壊したところくらい自分で直せよ。」
3D「仲良くしてくださいよ…。なんでそんな急に仲悪くなっちゃったんですか…。」
ｸﾛｽ「わりともともとな気がするが。」
3D「ええ！？じゃあ…自分がなんとかするしかないですね。」
と、言って3Dは物置に下がっていった。
何する気なんだ…？
まあいいか、と思い、とりあえず被弾した壁、床、階段等を直していく。
静かなアジトの冷たく感じる空気に、なんとなく後悔が沸き上がってきた。
…やっぱり俺が悪かったのか…？あんなにはっきり言う必要はなかったもんな…。いやそれにしても判定がでかすぎる。でもな…。ここに引き取ってくれたのはナイトメアだしな…。
等と悶々と考えていると、作業が終わった。
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作者名：rowel | 作成日時：2022年3月11日 0時
