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『歌姫先生、上!!』

「っ!!」

「あれっ?」



やっぱり。

コイツも呪詛師だろうか、いや。疑う余地もない。



「絶対斬ったと思ったのに。これだから俺は......」



持ち手が随分おかしな形だな......人の、手?

僕の疑問に答えるように男はいった。



「いいでしょコレ」

『......は?』

「鞣造が作ってくれたんだ。さっき会わなかった?」



”鞣造”

エプロン姿の男か......



「お前は非力だから、刀からも握ってもらえって」





「ねぇ、君たちは俺に何をくれるの?」


男の笑みに身構えたそのとき。







「オマエ、モテないだろ」







『っ.....』

嘘だ、


_____と思いたかった。




「出会い頭にテメェの話ばっかり......金とんぞ!!」



"こんな奴、どうして連れてくんのよ...!"

"そこは、虎杖の席よ......っ"

"先輩たち、ソイツはもういいでしょ"



釘崎さん......今どうしても、会いたくなかった人______



「アンタ達!!」

「わぁ〜女の子がいっぱい!モテモテだぁ〜」



唇をかみしめて俯くと、視界が明るんだ。





「帳が上がった!!?」

歌姫先生の声に、思わず僕も顔を上げる。




空は青かった。





「マジィ?30分も経ってなくない?」

「逃げよっ」




何も耳に入らない。

ただその空の青さに目を奪われ、背後の少女に怯えていた。


圧倒的な力を前に、怯える自分自身の弱さを実感した。


_____どうしてこんなに無力なんだろう、僕は





情けなくて、いたたまれない......





不意に肩に手を置かれた。




『っ』

「......ねぇアンタ」





『______釘崎、さん』












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國廣 - ありさんさん» 返信できました!助かりました笑!!大好きだなんてそんな、嬉しいじゃないですかー!!面白いって言っていただけてやる気出ました!ありがとうございます!!! (3月26日 1時) (レス) id: f6d4302edd (このIDを非表示/違反報告)
國廣 - 炭治郎の爪になりたいさん» すいませんめっちゃスランプでしたー!!今までの分取り返せるよう頑張りたいです!!それとヒロアカの方も!?本当嬉しい、ありがとうございます!!! (3月26日 1時) (レス) @page20 id: f6d4302edd (このIDを非表示/違反報告)
ありさん - すっごく面白いです!!!あなたの描くお話が本当に大好きです!!!いつも面白い作品を描いてくださってありがとうございます!!!それと、返信はコメントの後ろに書かれたレスという青文字を押すとできますよ!! (3月20日 17時) (レス) @page15 id: 3426d1a1ea (このIDを非表示/違反報告)
炭治郎の爪になりたい(プロフ) - とてもいい所で止まっていて続きが気になります!ヒロアカの方も読ませていただいてます🙇🏻‍♀️更新頑張ってください! (3月15日 2時) (レス) @page20 id: 31c5d01b1e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください٩(^‿^)۶ (1月6日 15時) (レス) @page16 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:國廣 | 作成日時:2023年8月18日 0時

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