少年院出身系呪術師【男主】

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Aside



やっぱり、何をしているんだろうと思う

同級生の皆さんが頑張ってるのに、僕は、と。




だけれど、僕にできることは、無いのだ。





勉強だけが、僕の取り柄。





こうしていれば、心が落ち着く。罪悪感を忘れられる。


......大体、なんなんだ


犯してもいない罪で捕まって、家には帰れず。
得体の知れない宗教学校で、なぜか戦闘？




『駄目だ、もっと集中しないと』




『......まぁ、家には帰りたくないけれど』


また、ため息が溢れる。








____ふと、カラスが一斉に飛び立った。


『え』





ズドン___ッ！！！！





耳を裂くような轟音と共に、地面が大きく揺れる。





「おっ派手にやってんなぁ」


『......っ』




え。

僕のすぐ近くに、男が立っていた。



いつの間に......というよりコイツ、




______誰だ......？




思いがけぬ出来事に、喉が息を通さない。



京都校の生徒にこんな男はいなかった。間違いない。

五条先生が言ってた上層部......？いや、たかだか交流会に、それはあり得ないだろう...





「でもなぁ呪霊はなぁ、死んだらなんも残んねぇからなぁ」


「なんも作れねぇよなあ！！」




息を潜めて、男の声を聞く。

何、何だ？武器を持ってる、アレは___ハンマー？






コイツが、呪詛師ってヤツだろうか_____








「あぁそうだ。アレだ」





「闇より出でて闇より黒く」



夜蛾学長に習った、その言葉は____




「その穢れを禊ぎ祓え」





『___...帳』





「楽しみだなぁ...ハンガーラック！！」



















この言葉を皮切りに、術式を持っていない___つまり戦えない僕は、








意図せず戦闘を余儀なくされたのだった。



















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P.S.國廣


やばい戦闘シーン、めちゃ苦手......









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