九『お前さ…』主『何も言わないでくれ』 ページ8
その日俺は冷たい空気の中に立たされていた
皆の視線も痛い
そしてみんなの醸し出す空気も痛い
はい、ごめんなさいすべて俺の独断と勝手な行動が招いた事態ではあるんだけどね…？
何で俺の前に魔王を召還するんだよ副部長
「バカだな」
「返す言葉もねぇわ」
いや、ガチで
だって俺もまさかただの模擬戦がここまで反乱を呼ぶとは思わなかったんだよ
仕方ないじゃないか、俺も予想外なんだよ
だから許してくれ、俺は次のコンクールに向けて小説を書かなければいけないんだ
「…バカだろ」
「2度目だよな九頭竜‼そんなに俺が嫌いか！！？」
「あぁ」
「…」
泣いた、俺は泣いた心の中で
大いに泣いています俺の心の中今塩の海だよマジで
何これ何の罰ゲームですか、俺が悪いのはわかってるけどここまで怖い皇帝の前に差し出すなんて俺を売ったことを後悔するがいい部員ども、そして覚えてろ副部長
「あ？何泣いてんだよお前」
「心の雨だ」
「とうとう頭がイッたか」
冷たすぎるよコイツ
目の前で友達が泣いてたら普通は慰めるだろ…？
あれ？俺ら友達だよ？もしかして俺だけだろうか・・？
「…」
「？」
「なぁ、九頭竜」
「あ？」
「俺ら友達だよな…？」
「何言ってんだお前」
ダッ！
俺は思いっきりドアに向けて駆け出した
後ろで九頭竜が何かを叫んでいた気がしたが俺は美術部を抜け出してとある部室へと駆け込む
「貞松っ！」
「…？」
俺は華道部のドアを開けると花を活けている貞松がこちらを不思議そうに見つめた後
俺の顔を見て無言で腕を広げたまるでカモンと言っているようにだ。俺は迷いなくそこへと飛び込む
「…なにか、あった？」
「俺はもう生きていけねぇ」
「…Aが死ぬなら、私も一緒に死ぬ…」
「こえぇよ！！」
無表情でそう言い放つ貞松に俺は勢いよく顔を上げた
何で…？と不思議そうに首をかしげる貞松を見て俺は心に決める
何が何でも長生きをしよう
「Aがいない世界なんて…きっとつまらないから…」
「いやいやいや、そんなことねぇから落ち着こう、な？な？」
俺と貞松は幼馴染というもので昔からこいつは俺が離れようとするとすぐにこれだ
部活動が同じじゃなかったとき、たまたま華道部に行った時だ首をつろうとしていたのは今でも鮮明に覚えている
周りの部員が必死に止めていた
その後毎日ここに来るからとやめさせたのだ
貞『…？』『コイツのこの病みをどうにかしたい』→←『え…？』赤間『あ！先輩』アスヒ『…』
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飛鳥 - 一つ言いたい事があります！← ひゅうひゅうとしてではなく飄々としてではないでしょうか？ (2016年3月26日 20時) (
レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 萌える！ (2015年6月2日 21時) (レス) id: f029fe8417 (このIDを非表示/違反報告)
月影優魔。ただいまいません(プロフ) - 紅野さん» ありがとうございます！私も最初文芸部にしようかな、と、思ったのですがミカグラ学園に文芸部があった気がしたので文芸部の名前を使っていません、一応主人公が部活を作った設定ですので（笑） (2015年4月30日 5時) (レス) id: 17f24af650 (このIDを非表示/違反報告)
紅野 - とっても面白いです♪楽しく読ませて頂いてます!! 素朴な疑問なんですが小説などを書く部活って文芸部って言うんじゃないんですか？作家部もなんかカッコいいから良いと思いますけどねww 更新頑張ってください☆ (2015年4月29日 21時) (レス) id: d4aa9f6aad (このIDを非表示/違反報告)
月影優魔。ただいまいません(プロフ) - らいむさん» あざます！がんばります！ (2015年4月27日 6時) (レス) id: 17f24af650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜姫 | 作成日時：2015年4月18日 14時
