〜３〜 ページ3
〜A〜
あァ意識が遠のいていく。
太宰さんに 手紙は届いただろうか？
記憶が蘇って来る。
ポートマフィアから連れ出してくれた時は、嬉しかったなァ
辛い地下での生活も彼が居たから 耐えられた。
探偵社で笑い合った日々
敦君も立派になった。
今度は貴方が守る番だよ。
でもきっと彼等は、私を憶えていないのでしょう。
だって私がそうしたから・・・
私の異能は 太宰さんの異能力無効化も効かない。
彼等が私を思い出す術は無いでしょう。
可笑しいのです。自分からそうなる様にしたのに 私を思い出して と思ってしまうのです。
私は、貴方と過ごせて幸せだった。
でも貴方は違ったのでしょう。
些細な事で、すれ違った心は戻る事無く 更に溝を広げて行ってしまった。
どんなに語り掛けても貴方には届かない
まるで 幽霊にでも成った気分でした。
貴方と交わした最後の言葉は 《もう私に近付か無いでくれ給え》だった。
私 何かしてしまったのかな？
今迄 一番に考えていた貴方に拒絶されてしまった私の心は
直ぐに壊れてしまった。
どんなに優しい言葉を掛けられても 貴方じゃなきゃ 壊れた心は戻ら無い。
生きていても、幽霊と同じなら 私は貴方の前から消えます。
貴方はきっと良い人に巡り逢える。
貴方の本当の心は優しいのだから・・・
さようなら
亦何時か逢える日まで・・・
次に逢う時は、もっと違った関係かもしれませんね。
小さな身体は朝日に照らされて 深い闇へと落ちて行った。
此れは、或る少女が作り出した夢と嘘と現実の世界
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月原(プロフ) - 小説君さん» ありがとうございます！ (2017年3月12日 13時) (
レス) id: 44731ab161 (このIDを非表示/違反報告)
小説君(プロフ) - 面白かったです！ (2017年3月12日 9時) (レス) id: e8924cef62 (このIDを非表示/違反報告)
月原(プロフ) - 紺色ヘッドホンさん» ありがとうございます！ (2017年3月8日 22時) (レス) id: fd081191c8 (このIDを非表示/違反報告)
紺色ヘッドホン(プロフ) - 太宰さん落ちがいいです！ (2017年3月8日 21時) (レス) id: ec0f27c348 (このIDを非表示/違反報告)
月原(プロフ) - ノイズさん» ありがとうございます！了解です! (2017年3月6日 21時) (レス) id: fd081191c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月原白香 | 作成日時：2017年2月24日 23時
