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聖哉side
歩いてたらぶつかった。
痛ェー 誰だよぶつかったの。ウザ。
ぶつかって来た奴の方を見る。
は､､､､､､？と思った。だって、
白い肌に大きくて淡い今にもとろけそうな蜂蜜
のような色をした目。入った光が真珠のようだ。
青みがかった艶々の
白髪が太陽の光に反射して、キラキラ光って
いる。華奢な身体は着物の上からでもわかる
ほど儚く、唇は綺麗な薔薇色で。
これが絶世の美少女とやらか。
守ってあげたくなるような可憐さ。
でもそこら辺の媚び売ってくる下女と違い、
ノーメイクかつ俺に興味さえ示さない。
思わず見惚れそうになる。いや、待て。
コイツ、謝りもせずに紙集めてないか？
オイオイオイオイ。嘘だろ。
しかも集め終わった後、ポカーンと俺の顔
見てるし。何だよ。何かついてるかよ。
あんまり見ないで欲しいんだけど。
あれ？いきなり頭ブンブン振り出した。
頭おかしくなったのか？
『っというか！貴方誰ですか？！』
いやいきなりすぎんか。唐突だワ。
てか知らんのか？コイツ？俺を？
新入り､､､､､､？いや、容姿からして白烏家
の者だよな、俺を知ってるはずだ。
狂ったのか？
佐久間のトコみたいに突然変異な訳無いしな､､
「は？知らねーの？」
『知りませんよ！！』
面倒くせー ホントに知らないようだな。
は？何だよその顔。ウザッて顔しやがって。
「今ウザッて顔した」
『してません』
「した」
嘘つくし。何コイツ。面白。
じゃなくって！俺に対抗したり、普通に口
聞いたりする奴は久しぶりだ。
『はぁぁぁあー』
ため息デカ 何だよコノ野郎。
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作者名：冴岼 | 作成日時：2022年2月28日 20時
