油断大敵10(フョードル) ページ10
残した噛み跡をなぞる様に、私の首筋に舌を這わせたまま、フョードルは寝間着の下から私の腹に手を伸ばす。ゆっくりと、焦らすかの様に。
それがくすぐったくて、私は思わず身体を捩ってしまった。
指先が、優しく私の胸の突起物に触れた瞬間だった。
突然、『バァン！』と言う騒がしい音と共に部屋の扉が開いた。完全に意識を身体に集中させていた私は、反射的に身体をびくつかせてしまう。
「おはようAちゃーん！」
ノックもせず部屋に入って来たのは、ゴーゴリだった。まだ起きてから然程時間が経っていないのか、何時もの服装ではなく、黒いＴシャツに少しダボりとしたズボンと言うラフな格好をしていて、頭には僅かに寝癖が付いていた。
「ドス君知らな・・・・・・」
如何やら、ゴーゴリはフョードルを探していたらしい。ベッドの上で戯れていた私達の方を見た途端、「えっ」と驚きの声を洩らし、目を見開いたまま一時停止していた。
まぁ、驚くのも無理は無い。何せ、探していた相手がベッドの上で恋人と行為をしていたのだから。
その場で固まるゴーゴリとフョードルと私。
火照った顔に、噛み跡の付いた首筋。そして、私の胸に手を伸ばしているフョードル________
これらを一体如何やって誤魔化せば良いのだろうか。否、そもそも弁解の余地が無い。だって、シていた事は確かなのだから。
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テツ(プロフ) - 宵の明星さん» わざわざ見に来て下さって有難うございます・・・！これからも更新頑張ります！ (2018年4月7日 17時) (
レス) id: d776172fc0 (このIDを非表示/違反報告)
宵の明星 - Twitterを見て、此方へ来ました。薄々、思ってはいたのですが真逆のご本人だったとは……。別人だと思っていました。私も小説を書いているので、宜しければ見て下さい。更新、応援しております。 (2018年4月7日 16時) (レス) id: 960304c1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テツ | 作成日時：2018年3月7日 0時
