君が傍に居るなら6(ゴーゴリ) ページ18
「・・・Aちゃんに風邪うつしちゃう」
ゴーゴリは何処か寂しそうに、そう呟いた。恐らく心の中で、葛藤が起きているのだろう。
私を抱き締めたいが、抱き締めてしまえば風邪がうつってしまうかもしれない_______
何だ、そんな事か。
何やかんやで私を気遣ってくれているゴーゴリに、思わず微笑んでしまう。
「ゴーゴリって、変な所で優しいよね」
風邪なんか如何だっていい。私は愛しいゴーゴリを力強く抱き締めた。
「Aちゃん・・・?!」
突然の抱擁に、ゴーゴリがやや上擦った声で私の名を口にする。
「風邪、うつっちゃうよ・・・?」
「別に良いよ。ゴーゴリに看病してもらえば良いしそれに・・・」
ゴーゴリの端正な顔にそっと手を添え、顎をクイっと持ち上げた。
「風邪って他人にうつせば早く治るらしいしね」
私が今から何をするのか理解したのだろう。ゴーゴリは目を見開いて、私の瞳を見つめる。
「ちょ、一寸待ってAちゃッ・・・?!」
抵抗しようとするゴーゴリの身体をベッドに押し倒し、無理やり唇にキスをした。
「んッ・・・んふぅッ・・・!!?」
驚き、口を僅かに開いた瞬間を見計らって舌を入れる。
ゴーゴリの顔を抱き寄せる様にして、もっと奥深くまで舌を絡めさせた。互いの唾液が混ざり合い、クチャリと音を立てる。
私達はしばらくの間、濃厚な熱いキスを交わしていた。どのくらい、そうしていたのかは分からない。
気付いた頃には、二人とも身体中が火照る程興奮していた。
唇を離すと、私達の唇に透明な橋が架かった。
「Aちゃん・・・」
ゴーゴリがうるうるとした瞳で、私を見上げる。嗚呼、この表情が堪らなく愛しく感じる。
「たっぷり、昨日のお返ししてあげるから覚悟しなよ________?」
その後、何度もゴーゴリが甘い声で啼いて果てたのは、言うまでも無い________
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テツ(プロフ) - 宵の明星さん» わざわざ見に来て下さって有難うございます・・・!これからも更新頑張ります! (2018年4月7日 17時) (レス) id: d776172fc0 (このIDを非表示/違反報告)
宵の明星 - Twitterを見て、此方へ来ました。薄々、思ってはいたのですが真逆のご本人だったとは……。別人だと思っていました。私も小説を書いているので、宜しければ見て下さい。更新、応援しております。 (2018年4月7日 16時) (レス) id: 960304c1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テツ | 作成日時:2018年3月7日 0時