無気力さんと参謀さん【柳蓮二】

無気力15 ページ17

Aside

私「だああああああ！！！行きたくない！！」

蓮二に襟･･･っていうか首を捕まれてズルズルとテニスコートまで引きずられている。

柳「子供か。みっともないぞ。」

私「うっせ！だったら離せ！」

柳「Aのことだ。どうせ逃げるだろう。
だったらこうやってジタバタしてもらってたほうがマシだ。」

うん･･･正論･･･。
でもなんでそこまでして私を部活に連れて行きたがる？

柳「俺はAの執事だからだ。」

そうだった。あの母親が･･･。
と、いうか心を読まないでほしい。

柳「声に出てる。」

私「ナンダッテー。」

最近、心の声がそのまま口に出してしまう。(しまってるらしい)
前は心に留めておく事ができたのに･･･とどうでもいいことを考える。


幸「あ、A！来てくれたんだねっ！」

女の子かと思ってしまうほど綺麗な笑顔で私を出迎えた。
女子。私より。

幸「結構失礼なこと考えてる？」

今度は真っ黒笑顔で私に問いかける。

私「綺麗な笑顔だと、思いまして。はい。」

本心。本心。

幸「そう？ありがとう」

こんなに綺麗に柔らかく微笑むのだ。
そうか･･･だから精市は花が似合うのか。

柳「話している途中にすまないが、A。
早速だが、マネージャーとしての仕事をしてほしいのだが。」

私「ふむ･･･仕方ない･･･やってやろうじゃないか･･･。」

真「それを毎日やってほしいものだがな。」

弦がいつの間にかいた。
あ、「たるんどる」っていわないんだ。

私「君たちもバイトしっかりやってよ？」

柳「誰のせいだと思ってるんだ？」

私だね、ごめんね。
まあ･･･いろいろ心配なんだがな･･･。

特にブン太とかブン太とかブン太とかブン太t(強制終了。)

幸「食べたら練習3倍かな。」

ご愁傷様、ブン太。


さて･･･頑張りたくないけどマネージャー業しますか。

幸「え？なんて？」

すみません。頑張らせていただきます。

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