Part18 ７人目は新一年生 (ページ5)

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849話　悲惨ページ5

火神(…おかしいどういう事だ？

確かにスゲェけどこれだけの選手なら他のキセキの世代の方がずっと脅威を感じる

さっきの寒気は気のせいだったのか…？)

・

若松「けど赤司は思ったより普通じゃないッスか？」

今吉「普通？まさか

同業者からしたらバケモンにしか見えへんで？」

高尾「ノーモーションからの高速パス

手元を全く見ないドリブルスキルと完璧に把握されたコートビジョン」

笠松「一見赤司がアシストして決めてるようだがそれだけじゃない

赤司のパスを受けた選手の動きがどんどんよくなってる」

緑間「完璧なパスは完璧なリズムを作る

赤司はエンペラーアイで敵味方全てを把握し

およそ狙って出すのは不可能なパスを自在に操り、味方の潜在能力を限界まで引き出している」

・

貴方「！」

振り返った赤司を見て目を見開いた

赤司はまたゾーンに入っていた

日向「ゾーン…！」

火神「いやこっからか！」

赤司「そう身構えるな

心配しなくてもお前の考えているような事にはならないよ」

火神「？」

赤司「ゾーンと言っても少し前の状態に戻っただけだ

俺自身はもう大げさに変わったりしない

だたし他の4人は別だが」

黒子「！？」

選手全員の動きが止まった

日向「…！？ありえない…」

火神「ゾーンが5人全員！？」

・

土田「そんな…

ゾーンはキセキの世代や火神クラス

限られた天才しか入れないはずじゃ…」

・

貴方「違うあの人達は完全なゾーン状態じゃない」

火神「どういう事だ？」

貴方「確かに赤司くん自身はホントにゾーンに入ってる

けど他の４人は赤司くんの力によって全員限りなくゾーンに近い能力を引き出されているだけです

けどそれが出来るのは五将の彼らだからこそ」

日向「マジかよ…ッ」

・

小金井「こんなの…どうすりゃ良いんだよ！」

・

花宮「フハッどうにもならねぇに決まってんだろ

俺でも誠凛が可哀想になるねぇ悲惨過ぎてよぉ」