865話 お友達 ページ21
〜翌日〜
inストバス
貴方「……」
荻原「A！」
貴方「シゲくん」
１人コート側のベンチに座っていたAに駆け寄った
貴方「ごめんね 急に連絡して…」
荻原「気にするなって
それより話って？」
貴方「…ずっと言いたかったの
ごめんなさい！」
荻原「！」
貴方「私があの日熱を出したせいであなたにあんな思いをさせてしまった
泣いてるシゲくんに寄り添えなかった
あなたを助けられなかった…っ(泣」
荻原「A…
もう良いんだ 気にするなよ」
貴方「けど…」
荻原「俺さ 嬉しいんだ
あんなに泣き崩れて苦しんでたAが黒子と立ち上がった事が…
そしてAはアイツらを…キセキの世代を倒した
ずっと心配だったんだ
今でもAが１人で泣いてるんじゃないか
１人部屋で苦しんでるんじゃないかって
だから良かった お前は１人じゃないんだな」
貴方「うん テツヤ達が側にいてくれたから」
荻原「そっか
俺もさ ずっと話したい事があったんだ」
貴方「？」
荻原「手紙でごめんな
あんな大事な事 本当は直接言いたかったんだけど…」
貴方「！」
荻原「俺 Aが好きだ
出会ったあの時から好きなんだ」
貴方「！ わ、私も
私も同じ頃からずっと好き…」
荻原「ありがとな…
それで俺 考えたんだ
確かにAの事は大好きだ
離れてた時だって変わらずこの気持ちは変わらない
けど俺と同じようにAの事が大好きな奴もいる
黒子とかにも悪いしさ…
俺は正々堂々と勝負したい
どんなに離れてても結局は俺なんだって
だからこれからも会ってくれないか？
付き合うとかそういうのはまた今度で…」
貴方「！ 分かった
じゃあ今まで通りお友達ね(ﾆｺｯ」
荻原「あぁ これからもよろしくな(ﾆｯ」
貴方「えぇ」
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作者名：宝石姫
| 作者ホームページ：http://krarebo2/kazama-hirot
作成日時：2022年2月20日 0時
