Part18 ７人目は新一年生 (ページ2)

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846話　昔の赤司ページ2

赤司「だから僕が生まれた

僕は再び彼らを従えた

全中3連覇も訳も無い事だ

完膚なきまでの勝利

絶対は僕だ

彼らが敵となっても同じことだ

僕は僕の強さを証明し続ける」

赤司『だから俺など必要ない…と？』

赤司「そうだ！お前はここにいろ永遠に！」

赤司『そのつもりだった

だが今敗北の予感がお前を軋ませている』

赤司「何が分かる！弱者に成り下がったお前に！」

赤司『あぁ分かっていなかったのだろう

俺は勝つ事で繋ぎとめようとしたかけがえのない物を

そんな事しなくてアイツらは…

Aはきっと側にいてくれたはずなのに

それ以外に方法を知らなかった

その弱さがお前を生んだ』

赤司「！」

赤司『勝つことのみを求め、それ以外を切り捨て

何の為に強くあろうとしたのかを見失った

そして今お前は同じ過ちを繰り返そうとしている』

赤司「！」

赤司『俺達の罪は決して消えはしないだろう

敗北するならそれも良いと思っていた

だが…やはりそうはいかないようだ

相手が黒子とAだったからかな

勝ちたい衝動が抑えきれない

そしてAを泣かせたお前を俺は許さない！』

赤司「！！」

・

赤司「誰とは心外だな」

立ち上がり、そう問いかけた

黛「お前は…」

赤司「俺は赤司征十郎に決まっているだろう」

その瞳はオッドアイでは無く、両目が赤い

立っていたのは昔の赤司だった