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キリト『…A その試合棄権しろ』
貴方「え?」
カナタ『俺も同意見だ 手を痛めた状態で試合なんかしたら悪化するに決まってる』
貴方「けど…」
キリト『元々Aは巻き込まれた側なんだろ? 気にする事ねぇよ
それに…』
貴方「?」
キリト『Aに何かあったら俺らは多分ショコラ達を許せなくなる…』
貴方「!!」
カナタ『A お願いだから…』
貴方「…分かった ちゃんとショコラに話して止めにするわ」
『『!!』』
貴方「確かにハートも大事だけど私はカナタ達の方が大事だから
…2人が悲しむような事は私もしたくない」
カナタ『ありがとう』
キリト『じゃあ安静にな』
貴方「えぇ 分かってる」
カナタ『試合が終わったらまた連絡して 待ってるから』
キリト『絶対だからな』
貴方「はーい 分かった
じゃあまたね 2人とも」
そう言って通信機を切った
貴方「私にとってはカナタ達が一番だもの…」
・
〜翌日〜
この日も家の前で3人は練習に励んでいた
貴方(言わなきゃいけないけど…言えない雰囲気なのよね…
けど…随分上達したわね ショコラもバニラも)
デューク「命中率が上がってるケロ!」
ロビン『思いっきり踏み込め!素早く身を退け!
良いぞ その調子だ!』
デュークが乗っている拡声器からロビンの声が聞こえてくる
そしてAはある方向を見てため息をついた
ロビン『よし そこだ!』
隣のビルには拡声器を使って指導するロビンの姿
しかし姿は小さく、よく見えない程離れている
デューク「離れ過ぎだケロ…」
貴方「あれでよく指示を出せるわね 絶対見えないと思う…」
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作者名:宝石姫 | 作者ホームページ:http://onegaimymerodyi
作成日時:2022年7月30日 1時