Part16 ７人目は新一年生

750話　揃った ページ6

荻原のマークは青峰だった

青峰を交わしてボールを打った


ガンッ

ボールは縁に当たり、入らなかった





荻原「！」





青峰「(せっかく抜かせたんだからちゃんと決めてくれよ)

おい！紫原！」





紫原「はいよっ」





返事をするとジャンプしてボールをに触れた

ボールは軌道を変え、ゴールに入った





明洸「！？」





ピーーーーッ



荻原(今わざと…！？

まさか…何でそんな…)





青峰「ったく…最後に花持たせる展開にしてやったのによぉ」





黄瀬「けどほらっ 揃ったじゃないッスか！

目標達成ッス！」





荻原(揃った…？)





点数に目を向けた





【１１１ 対 １１】





荻原(両チームの点数を１に…

ただそれだけの為に…！？)





黒子「荻原くん！」



貴方「シゲくん！」





絶望した荻原の元に２人が到着した

２人に向けた荻原の瞳には光が射していなかった





荻原「く…ろこ…A…」





そして荻原の瞳から涙が流れた





黒子・貴方「！？」





A達は平然としている赤司達の後ろ姿を見た





貴方「征…何でこんな事…っ(泣」





黒子(友達との約束を踏み躙り…

仲間の声も何も聞こえない…

優勝したのに胸が痛い…っ

息が苦しい…っ


これが…こんなものが勝利と呼べるのか…？


もう僕達には分からない…



じゃあ勝利って何ですか…？)





貴方「シゲくん…(泣」





Aと黒子は倒れ込むように泣き崩れた

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