Part16 ７人目は新一年生

757話　手紙 ページ13

黒子「これ荻原くんからの手紙です

Aさん宛に」





貴方「え？」





黒子「読んであげてください」



貴方「うん…」





Aは恐る恐る封筒を開け、手紙を出した









【Aへ


こんな手紙でごめんな

お前はきっと自分を責めて泣き続けるんだろうな


でも謝るのは俺の方だ

ごめんな こんな弱い俺で…


けど俺、Aとバスケしてる時や話してる時ホントに楽しかった

ずっと一緒に居たいって思ってたんだ


そんな事お前は知らなかっただろ？

こんな形で伝えたくなかった


けどもう言うよ



俺はお前が…Aが誰よりも好きだった

初恋だった


お前の笑顔が大好きだった


どうかバスケ辞めないでくれ



じゃあ元気でな


荻原シゲヒロ】









貴方「う…嘘…っ(泣」





黒子「嘘ではありません

本当ですよ」





貴方「テツヤ…(泣」





黒子「Aさん 僕とまた一緒にバスケ始めてみませんか？」





貴方「！」





黒子「僕と高校で…

一緒に進みましょう」





貴方「良いのかな…？」





黒子「もちろんです！

続けていればきっとまた荻原くんにも会えるはずです


それまで一緒に頑張りましょう

僕がずっと隣にいます 支えますから


A(微笑」





貴方「！ うん…(微笑」





それは数週間ぶりのAの笑顔だった

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