・ ページ44
〜翌日〜
in山
A達が再び窯元へ向かっていると子狐が後を追いかけてきていた
2人はその事に気付いていた
夏目「まいったな…」
貴方「ホントに…１回助けただけなのに…
明日には家に帰るから妙な懐き方したら…」
ニャンコ先生「もう遅いわ」
夏目「うるさいぞ 先生」
貴方「それに思わないじゃない たった１回助けただけでこんなになるなんて…」
夏目「そうだな…」
そんな話をしているとAと夏目が足を止めた
ニャンコ先生・子狐「「？？」」
夏目「行くぞ」
貴方「えぇ」
夏目は背伸びした後、Aの手を引いて走り出した
ニャンコ先生も後を追って走る
子狐「あ！」
慌てて草陰から出るが、もう姿は見えなくなっていた
少しの間、ジッと街を見ていると雷が鳴り始めて雨が降り出した
子狐「……」
・
ニャンコ先生「超最悪…」
夏目「こりゃ茶碗を取りに行く処じゃないよ…授業までに戻れるかどうか…それに…」
貴方「(ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ」
夏目「A…」
強く光り、大きな音を出す雷に怯えて夏目の腕にくっついたまま離れない
夏目「大丈夫 大丈夫」
優しくAの頭を撫でて落ち着かせる
「夏目殿…水樹殿…」
夏目・貴方「「？？」」
雨の中聞こえてきた声
貴方「き、気持ち悪い…ッ」
夏目「大丈夫 何処にも姿は見えないから空耳だよきっと」
貴方「(ｺｸｺｸ」
ガサッ
貴方「(ﾋﾞｸｯ」
夏目「！」
音の聞こえた方を見ると大きな葉っぱがあった
夏目「あ…」
ガサッ
それは投げられたようにA達の足元に飛んできた
貴方・夏目「「………」」
葉っぱのあった方を見ると子狐が隠れていた
夏目「(微笑」
貴方「あの子…」
ガサガサッ
子狐「？」
音が聞こえ、そっと上を向いた
前には子狐に微笑む夏目とAがいた
夏目「ありがとう これで雷に怯えるAを無事に返せるよ」
貴方「ありがとう 助かったわ(微笑」
子狐「！(ﾆｺｯ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宝石姫(プロフ) - 黒白さん» 前から書き溜めていた物なんですよ。嬉しいコメントありがとうございます！更新ペースは遅いと思いますが、よろしくお願いします！ (2021年7月31日 16時) (
レス) id: 73f8520bdd (このIDを非表示/違反報告)
黒白(プロフ) - 面白いです！書くのが早くて憧れます…頑張ってください！！ (2021年7月31日 14時) (レス) id: 31e30c7c18 (このIDを非表示/違反報告)
宝石姫(プロフ) - ぽんさん» 教えてくださりありがとうございました！ (2021年7月31日 1時) (レス) id: 73f8520bdd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：宝石姫
| 作者ホームページ：http://krarebo2/kazama-hirot
作成日時：2021年7月30日 17時
